最近よく聞かれるんだけど、「結局、どのダイエットアプリが一番いいの?」って。正直、もう星の数ほどあるじゃない?MyFitnessPalとかNoomとか、なんか色々。でもね、これって「どの車が一番いいですか?」って聞くのとちょっと似てて、答えは人によるんだよね。マジで。
僕も色々試してきたけど、結局、機能の多さとか、デザインがおしゃれとか、そういうことじゃない気がする。一番大事なのは、たぶん「3日坊主で終わらない」こと。これに尽きる。だから、この記事では「最強のアプリはこれだ!」って言うんじゃなくて、どういう人がどのアプリを選ぶと「続きやすいか」っていう、もっと個人的な視点で話してみようと思う。
先說結論
いきなり結論から言うと、最高のアプリは「あなたの生活と性格に一番ストレスなく溶け込むアプリ」です。当たり前だって?いやいや、これが意外と難しい。毎日体重と食事を記録するのって、正直めんどくさいじゃないですか。その「めんどくさい」を、アプリがどうやって「ちょっと楽しい」とか「やる意味あるな」って思わせてくれるか。そこが勝負の分かれ目なんだよね。
だから、多機能で複雑なアプリが、必ずしもあなたにとって良いとは限らない。むしろ、機能はシンプルでも、記録がめちゃくちゃ楽とか、褒めてくれるとか、そういう方が続く可能性が高い。これを頭の片隅に置いて、読み進めてもらえると嬉しい。
じゃあ、具体的にどのアプリがどう違うの?
「人による」だけじゃ不親切だから、僕が特に注目してる3つのタイプのアプリを比べてみる。世界中で人気の「MyFitnessPal」、心理学アプローチの「Noom」、そして日本の食生活に強い「あすけん」。この3つを見ると、だいたい今のダイエットアプリの方向性がわかると思う。
| アプリ名 | 一番の強みは? | どういう人に向いてる? | ちょっと注意な点 |
|---|---|---|---|
| MyFitnessPal | 世界最大級の食品データベース。とにかくデータ量がすごい。海外製品も強い。 | データ重視の人。自分で細かく管理したいマニアックなタイプ。筋トレしてる人とかね。 | うん、データベースはすごいけど…正直、日本のコンビニ飯とかスーパーの惣菜は弱い。結局、自分で栄養成分見て手入力、みたいな手間が発生しがち。 |
| Noom | 心理学。コーチが「なんで食べちゃうのか」みたいな根本原因にアプローチしてくる。 | 「分かってるけどやめられない」人。意思の力だけじゃ無理!って自己分析できてる人。ある意味、自分と向き合う覚悟がある人向け。 | 料金がね、サブスクでちょっとお高め。あと、コーチとの相性もあるかも。合う人にはハマるけど、合わないとただのウザいメッセージに…。 |
| あすけん | 日本の食生活への圧倒的な理解度。管理栄養士がアドバイスをくれる。 | ごく普通の日本の食生活を送ってる人、全員。特に、自炊派とかコンビニ飯が多い人にはめっちゃ便利。 | アドバイスがたまに厳しい(笑)。「菓子パンが…」とか図星なこと言われて、ちょっとへこむ時もある。でもそれが効くんだけどね。 |
で、結局どうやって使えば続くわけ?
いいアプリを選んでも、使い方を間違えたら意味がない。僕が思うに、挫折する一番の原因は「最初から完璧を目指しすぎること」。初日から全食記録して、完璧なPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物のバランスのことね)を目指して、運動もして…って、そんなのできるわけない。
だから、最初の1週間は「記録するだけ」でいい。体重と、食べたものをざっくり写真で撮るとか、それだけでも十分。アプリが自動でカロリー計算してくれたりするけど、その数字に一喜一憂しないこと。大事なのは、自分の食生活を「客観的に見る」習慣をつけることだから。
それができたら、次のステップ。例えば「あすけん」なら、管理栄養士(AIだけど)が「食物繊維が足りないですね」とか「脂質が多いです」とか言ってくる。そしたら、次の日は「じゃあ、ちょっと野菜多めにしてみるか」とか「揚げ物やめてみるか」って、たった一つだけ改善してみる。その繰り返し。いきなり100点を目指すんじゃなくて、30点の食生活を35点にする、くらいの気持ちでやるのが、正直、一番効く。
目的別!こういう人にはこのアプリが刺さるかも
もう少し具体的に、目的別に考えてみようか。
- ゲーム感覚で楽しみたい人 → Yazio, 8fit
Yazioの間欠的ファスティング(プチ断食)は、「断食タイマー」みたいな機能があって、時間をクリアしていくのがちょっとゲームっぽい。8fitも「今日のワークアウト」みたいなのがあって、タスクをこなす感覚で続けやすいかも。 - とにかく運動で痩せたい人 → Nike Training Club, Fitbit
これはもう鉄板。特にNike Training Clubは、ワークアウトの質がめちゃくちゃ高い。有名トレーナーのプログラムが無料で使えるとか、正直どうかしてるレベル(褒めてる)。Fitbitはデバイスありきだけど、心拍数とか睡眠の質とか、活動量計と連携したデータが見れるのが強い。 - 特定の食事法を実践したい人 → Carb Manager, Lifesum
例えばケトジェニックダイエットみたいに、糖質を厳しく制限するならCarb Managerがすごく便利。純炭水化物(総炭水化物から食物繊維を引いたもの)を自動で計算してくれる。Lifesumも、いろんな食事プラン(地中海式とか高タンパク質とか)から選べるから、自分のやりたい方向性が決まってる人には使いやすいと思う。
アプリの落とし穴:なんでみんな挫折するのか
ここまで良いことばっかり言ってきたけど、もちろん落とし穴もある。むしろこっちの方が大事かも。
一つは「データ過多による疲労」。カロリー、PFCバランス、ビタミン、ミネラル、歩数、睡眠スコア…。全部真面目に追いかけ始めると、食べるのが怖くなる瞬間が来る。数字の奴隷になっちゃうんだよね。これは本当に危険。アプリはあくまで「目安」を教えてくれるツール。100キロカロリーオーバーしたからって、世界は終わらない。そのくらいの緩さがないと、続かない。
もう一つは、さっきもちょっと触れたけど、「海外アプリの食品データベース問題」。MyFitnessPalのデータベースは、アメリカのFDA(食品医薬品局)の基準に基づいたデータが豊富だけど、日本のそこらへんのスーパーで売ってるプライベートブランドの惣菜とか、定食屋のランチとかは、当然載ってないことが多い。結局「さばの味噌煮定食」とかでざっくり検索して、一番近そうなやつを選ぶことになる。これ、カロリー計算の精度としてはかなり怪しいよね。
その点、日本のアプリ、特に「あすけん」は強い。日本の管理栄養士が監修していて、厚生労働省が出してる「日本人の食事摂取基準」みたいな、僕らの現実に即した基準でアドバイスをくれる。このローカライズの差は、毎日使う上ですごく大きい。海外の有名アプリを使うときは、「このカロリー、まあ参考値だよな」って割り引いて考える必要がある。
よくある誤解と僕なりのアンサー
最後に、ダイエットアプリに関してよく聞かれる質問というか、誤解について、僕なりの考えをいくつか。
「無料じゃダメ?課金しないと痩せない?」
そんなことはない。無料でも全然痩せられる。ただ、課金すると「めんどくさい」が一個減ることが多い。例えば、写真から食事を自動解析してくれる機能とか、1週間分の食事プランを提案してくれる機能とか。個人的には、まず無料で2週間くらい試してみて、「あー、この入力作業がだるいな」とか「もっと細かいアドバイスが欲しいな」って感じたら、初めて課金を検討すればいいと思う。いきなり年間プランとか契約するのは絶対やめたほうがいい。
「カロリー計算さえしてればいいんでしょ?」
半分正解で、半分間違いかな。摂取カロリー<消費カロリーがダイエットの基本なのは間違いない。でも、同じ500kcalでも、ポテトチップスで摂るのと、鶏胸肉と野菜で摂るのとじゃ、体の反応が全然違う。満腹感も、その後の代謝も。カロリーはあくまで「量」の指標。アプリを使いながら、だんだん「質」、つまり栄養バランスにも目を向けられるようになると、リバウンドしにくい健康的な痩せ方ができると思う。Noomとかあすけんが評価されてるのって、結局そこなんだよね。
結局のところ、アプリはただの計算機であり、記録ノートでしかない。それをどう使うかで、ただのストレス源になるか、最高の相棒になるかが決まる。ぜひ、自分にピッタリの「相棒」を見つけて、無理なく続けてみてほしいな。
あなたの経験を教えて!
あなたがダイエットアプリを「続けている」、あるいは「やめてしまった」決定的な理由って何でしたか?「この機能が神だった!」とか「これがウザくて無理だった…」みたいな具体的な体験談、ぜひ下のコメントでシェアしてください!
