iPad仕事効率化アプリ|知名度は低いが毎日使う実用ツール7選

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最近、iPadアプリの話になると、だいたい同じような名前しか出てこない。正直、ちょっと飽きてきた感じはある。みんなが勧める「神アプリ」も、ダウンロードしてみたはいいけど、結局使わなくなってDockの肥やしになってる…みたいなこと、結構ない?

僕のiPadに入ってるアプリも、気づけば毎日開くのは、そういう派手なやつじゃないんだよね。ツイッターでバズるわけでもなく、YouTuberがこぞって紹介するわけでもない。でも、僕のワークフローを静かに、でも確実に支えてくれてる、縁の下の力持ちみたいなアプリたち。

あるアプリは思考を整理するのを手伝ってくれるし、あるアプリは仕事でパンクしそうな頭をクールダウンさせてくれる。正直、これらのアプリがあるから「iPad、買ってよかったな」って思える瞬間があるくらい。

というわけで、もし君も、もう聞き飽きたような有名アプリにうんざりしてるなら。これは僕がガチで毎日使ってる、でもあまり誰も話さない、通好みのiPadアプリのリスト。なんで僕がこれを使い続けてるのか、その理由も話していくよ。

TL;DR:結局どのアプリがすごいの?

時間がない人向けに言うと、CollaNoteがノートアプリの概念を変えて、Penjoがデジタル手帳の「パーソナルな感じ」を再定義してくれた。で、疲れた頭にはPigmentっていう塗り絵アプリがなぜか効く。研究とか情報収集するならZoteroは必須。これだけでも覚えて帰って。

僕のiPadから有名アプリが消えた理由:地味だけど強力な代替アプリたち

じゃあ、具体的に見ていこうか。僕がどんな風にこれらのアプリを使ってるのか、そして、なぜ人気アプリよりもこっちを選んだのか。

CollaNote:3つのアプリを過去にした、ノート兼PDFリーダー

いつからGoodNotesとかAppleの純正メモアプリを定期的に開かなくなったか、正確には覚えてない。でも、CollaNoteを見つけて使い始めた頃からなのは確か。App Storeのトップページで見ることもないし、派手な機能があるわけでもない。でも、気づいたら僕のiPadで一番触ってるアプリになってた。

僕の使い方がまた、ごちゃごちゃしてるんだよね。PDFに赤入れしたり、ブログの構成案を書きなぐったり、デジタルプランナーに野心的な目標を書いたり(そして達成できなかったり)、問題を考えるためにスケッチしたり。CollaNoteは、これ全部を一つのアプリで、しかもサブスクなしでやらせてくれる。ごちゃごちゃしてないのがいい。

CollaNoteでのPDF注釈作業の様子
CollaNoteでのPDF注釈作業の様子

特にApple Pencilとの連携が前提に作られてる感じがすごくいい。ただ「使える」んじゃなくて、「使うために作られてる」。Apple Pencil Proで書いた時のスムーズさ、他のノートアプリでたまに感じる、あのデジタルのカクカクした感じが全然ないんだよ。あと、「手書きスタビライザー」機能で、僕の汚い字もそれなりに綺麗に見せてくれる(笑)。

一番気に入ってるのは、地味だけどASMRの筆記音フィードバック。ペンシルで書くたびに、カリカリ、サラサラって音が同期して聞こえるの。これがなんか、落ち着くホワイトノイズみたいで。本当に紙のノートに書いてる感覚に近い。正直、この機能のためだけに使ってる時もある。

僕はこれでアイデアを書き留めたり、仕事のプレゼン用にスクリーンショットにハイライト入れたり。デスクから離れてるときは、ブログのアイデアをざっと下書きして、後で有望なやつだけPCのCraftに移動させる、みたいな使い方をしてる。

本当に「iPadでちゃんと作業する人」のために設計された感じがするんだよね。静かだけど、見つけたら手放せなくなる、そんなアプリ。

[CollaNote: Notes & PDF Markup]

Pigment:脳が「もう無理」って言ってる時のための処方箋

大人の塗り絵アプリって、子供っぽすぎるか、ただの時間の無駄だって思うでしょ?正直、僕もそう思ってた。Pigmentが僕のiPadルーティンに滑り込んでくるまでは。

これを使うのは、長い一日の仕事が終わった後。何かを書くには疲れすぎてるし、本を読むには集中できない、でも不安で眠れない…みたいな夜。馬鹿げてるって思うかもしれないけど、Pigmentを開いて、ファンタジーの森とか、やたらと細かい本棚(ちなみに僕は紙の本が大好き)をちまちま塗ってると、妙に癒やされるんだ。

リラックスタイムに使うPigmentの塗り絵画面
リラックスタイムに使うPigmentの塗り絵画面

他の「タップして色を埋める」だけのアプリと違って、Pigmentはちゃんとしたブラシ、テクスチャ、筆圧感知、グラデーション、キラキラや水彩エフェクトまである。これがApple Pencilで使うと驚くほど綺麗に表現できる。本気でデジタルアートっぽく描くこともできるし、僕みたいに毎晩、無心で色を塗るだけでもいい。

何千もの塗り絵ページをスクロールして、「これ、一生終わらないな」って思うのが、なぜか安心する。植物、動物、抽象画とか、適当なカテゴリを選んで時間を忘れて没頭してる。罪悪感なしに頭をオフにできる、僕にとって一番近い方法かも。

[Pigment Coloring Apps | iPad Adult Coloring | PixiteApps]

Penjo:やっと見つけた「自分ごと」に感じる手帳アプリ

Penjoは、深夜に「もっと良いプランニングアプリがあるはずだ…」って探してる時に、偶然見つけたアプリ。正直、全くノーマークだった。でも今じゃ、iPadで他のどのアプリよりも開いてる。

以前はGoodNotes 6でやってたことの多くを、今はPenjoでやってる。はっきり言って、Penjoは僕がGoodNotes 6に求めていた「理想の姿」だった。ただのデジタルノートじゃなくて、もっと「コモンプレイスブック(雑記帳)」みたいな感じ。日々の雑感、読んだ本や記事からの引用、その日の小さな成功体験とかを記録してる。

Penjoで一番好きなのは、すべてが「日付」を中心に構築されてるところ。書いたメモは全部特定の日付に紐づいてるから、一週間をさかのぼって「あの時、自分は何を考えてたっけ?」って振り返るのがすごく簡単。

Penjoの日付ベースのジャーナル画面
Penjoの日付ベースのジャーナル画面

Appleカレンダーとも連携してて、最近のAppleカレンダーはリマインダーのToDoも表示してくれるから、それも全部Penjoの中に表示される。これが地味に便利で、ToDoリストの項目の横に、手書きでちょっとしたメモや反省点を書き加えられるんだ。最初はそんな機能、気にしないと思ってたけど、思った以上に使ってる。

これもApple Pencilとの相性が抜群で、日記を書いたり、計画を立てたり、スケッチしたりするのを、アプリ間を飛び移ることなくできるのがいい。多機能なのに、シンプルさは失ってない。「第二の脳」になろうと頑張りすぎてない感じが、ちょうどいいんだよね。

[Penjo - Pencil Journal: Daily Planner, Agenda & Notes App for iPad]

人気アプリとの比較、正直どうなの?

じゃあ、なんでわざわざ知名度の低いこれらのアプリを使うのか。一番よく比較されるであろうアプリと、僕なりの視点で比べてみた。

比較ポイント 僕が使ってるアプリ (CollaNote / Penjo) 人気の代替アプリ (GoodNotes / Notion)
価格 基本無料。マジで?ってなるくらい機能が揃ってる。 サブスク移行でちょっと残念…高機能だけど、その分コストもかかる。
手書き体験 紙に書いてるみたいな感触。特にCollaNoteの音は最高。 機能は多いけど、書き心地自体は「デジタル」感が強いかな。
使いやすさ 直感的。やりたいことがすぐできる。ごちゃごちゃしてない。 多機能すぎて、たまに「あの機能どこだっけ?」ってなることも。データベースとかは強いけどね。
ベストな使い道 PDFへの赤入れ、講義ノート、日々の手書きジャーナルみたいに、サッと書きたい時に。 体系的な知識の整理、チームでの情報共有、ガチな「第二の脳」構築。
一言でいうと 「書く」ことが主役の、気持ちいい道具。 「管理する」ことが主役の、パワフルなシステム。

番外編:Zotero - 実は最強の情報整理ツール

これは、自分が「ちゃんとリサーチしてる感」を出したい時にこっそり開くアプリ(笑)。実際はブログ記事のネタとか、仕事用のコンテンツのために記事をブックマークしてるだけなんだけどね。

もともとは学術研究者向けに作られたツールらしい。でも正直、僕みたいに大量に記事を読んだり、リンクを保存したり、オフラインの資料にハイライトしたりする、あらゆる人にとって完璧なアプリだと思う。

僕は主にiPadで、ニュースレターや長文記事を読んでる時にZoteroを使う。ブログ記事、YouTube動画、PDF、ツイッターのスレッド、Redditの投稿…何でも保存できるし、好きなようにタグ付けできる。これ、ブラウザでタブを900個開いておくより、ずっと整理されてて精神衛生上いい。

もし君も、趣味か仕事かにかかわらず、一日にたくさん読むタイプの人なら、Zoteroみたいなアプリはワークフローにあるとすごく価値があると思う。最初にちょっとだけ時間をかけて関連フォルダを作る手間さえ惜しまなければ、後からの参照がめちゃくちゃ楽になる。

[Zotero | Your personal research assistant]

あ、ちなみに、こういうアプリを一つ一つ買うのが面倒だったり、もっと色々なアプリを試したいなら、Setappみたいなサービスもあるよね。月額で200以上のMacやiOSアプリが使えるやつ。あれで新しいアプリを探すのも結構楽しい。まあ、余談だけど。

というわけで、僕のiPadの裏番長たちでした。派手さはないけど、確実に日々の生産性(と精神安定)を支えてくれてる。もしみんなが使ってる「あまり知られてないけど最高のiPadアプリ」があったら、ぜひコメントで教えてほしいな。

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Comments

  1. Guest 2025-06-25 Reply
    最近、子供のiPadの使い方に悩んでいるんです。効率的なアプリって、どんなのがおすすめですか?子供の学習サポートになるようなアプリとか、知りたいです…