なんかさ、新しいMac買った時ってめちゃくちゃテンション上がるじゃない?ピカピカのボディ、スムーズな起動音、もうそれだけで「よし、仕事も勉強もやるぞ!」みたいな気分になる。でも、箱から出して、一通り設定終わると…あれ、何しよ?みたいな。結局、最初から入ってるアプリとChromeをちょっと使うだけで、なんかこう、宝の持ち腐れ感というか…。正直、僕もそうだったんだよね。何時間もApp Storeをさまよっては、レビュー読んだり、試したり、消したり…。その繰り返し。
で、何年もかけて、やっと「あ、これだ」って思える、自分だけのスタメンみたいなアプリが決まってきた。今日はその話をしようかなって。これは単なる「おすすめアプリ10選!」みたいなリストじゃなくて、僕がどうやってMacの散らかったファイルとか、まとまらない頭の中とか、そういうのを整理していったかの、まあ、記録みたいなもの。うん、そんな感じ。
結論から言うと
最高のMacアプリって、すごい多機能なやつじゃなくて、「なんでこれが最初から入ってないの?」って思うくらい自然で、自分の思考や動きを邪魔しないやつ。結局、アプリを増やすことじゃなくて、自分に合った「数個の相棒」を見つけることが一番大事なんだよね。
Macが「使いにくい」と感じる本当の理由
これ、みんな口には出さないけど、結構感じてると思うんだけど… App Storeって、選択肢が多すぎません?正直、カオス。食料品の買い物リストを作るだけのアプリが、何十個も出てくるんだから。すごい約束をしてくれるんだけど、実際に使ってみると「うーん…」みたいなのがほとんど。たぶん、全体の3分の1くらいが本当に使えるアプリで、残りは…まあ、うん。その中から「当たり」を見つけるのって、マジで大変な作業。
僕が一番困ってたのは、3つ。ファイルの置き場所がすぐごちゃごちゃになること、作業ごとにウィンドウを開きすぎて何が何だか分からなくなること、そして、ちょっと調べ物するつもりが、気づいたら1時間ネットサーフィンしてること。これらを解決してくれる、直感的なアプリがどうしても必要だったんだよね。
で、僕が見つけたのが、これから話すアプリたち。派手さはないかもしれないけど、一つ一つが僕のMacでの生活を劇的に変えてくれたんだ。
僕のMacを「僕だけのMac」にしてくれたアプリたち
じゃあ、具体的に見ていこうか。順番は僕が気に入ってる順、みたいな感じかな。まあ、どれもスタメンだけど。
その1:[Dropover] - ファイル移動のごちゃごちゃを解決する魔法のポケット
これ、もう本当に天才だと思う。Mac使ってて、ファイルを別のフォルダとか、別のアプリにドラッグ&ドロップすること、あるでしょ?その時、移動先のウィンドウが隠れてて「あー、もう!」ってなるやつ。あれを完全に解決してくれる。
やり方はバカみたいに簡単で、ファイルをドラッグして、ちょっとシェイクするだけ。そうすると、画面の端に「シェルフ」っていう一時的な置き場が現れる。そこにファイルをポイって入れておけるの。で、移動先のフォルダやアプリを開いてから、シェルフからまたファイルをドラッグするだけ。…なんでこれが標準機能じゃないんだろ?って本気で思う。複数のファイルをあちこちから集めて、zipにまとめてメールに添付、みたいな作業が、信じられないくらい楽になる。正直、これなしのMacはもう考えられないレベル。
その2:[Copyclip] - 「さっきコピーしたやつ!」を絶対に見失わない
これも地味だけど、ないと死ぬやつ。コピーした内容の履歴を全部取っておいてくれるアプリ。メニューバーに常駐してて、クリックすると過去にコピーしたテキストとかURLがずらーっと出てくる。で、もう一度使いたいやつをクリックすれば、またペーストできる。
「え、そんなのいる?」って思うでしょ?いるんだな、これが。例えば、Aのサイトから文章をコピーして、BのサイトからURLをコピーして、それをメールに貼り付けたい時とか。普通なら行ったり来たりしないといけないけど、Copyclipがあれば、Aでコピー、Bでコピー、って連続でやって、後からメール作成画面でペースト、ペーストってできる。あと、うっかり大事な文章を上書きコピーしちゃった時の「保険」にもなる。マジで、月に一回は「Copyclipあってよかった…」って心から感謝する瞬間が来る。
その3:[Hidden Bar] - ごちゃごちゃなメニューバーをスッキリさせる
色んな便利アプリを入れると、今度はメニューバーがアイコンだらけになる問題。Wi-Fi、Bluetooth、バッテリー、Spotlight…それに加えてCopyclipとか、色んなアプリのアイコンが並んで、もうぐっちゃぐちゃ。見た目も悪いし、目的のアイコンを探すのも大変。
Hidden Barは、それを解決してくれる超シンプルなアプリ。メニューバーに区切り線みたいなのができて、その左側にあるアイコンを全部隠してくれるの。隠されたアイコンは、区切り線をクリックすればまた表示される。普段使わないけど、たまにアクセスしたい、みたいなアイコンを隠しておくのに最高。しかも、これ無料なんだよね。オープンソースで。開発者さんに感謝しかない。Macの見た目にこだわる人なら絶対入れるべき。
その4:[Firefox] - プライバシーを本気で考えるなら
ブラウザね。うん、わかる。別にSafariでもChromeでもいいじゃんって話だよね。でもね、僕がFirefoxをメインにしてるのには理由があって。それは、トラッキング防止機能が標準でめちゃくちゃ強力だから。
最近、どのサイトに行っても広告に追いかけられるじゃない?あれ、正直気持ち悪いなって。Firefoxは、そういうのを積極的にブロックしてくれる。「強化型トラッキング防止」っていうのがあって、初期設定のままでもかなり快適になる。もちろん、拡張機能も豊富だから、自分好みにカスタmatize…カスタマイズもできる。あと、これは日本のサイトを見てる僕の感覚だけど、昔と違って今は表示崩れもほとんどない。アメリカのテックメディア、例えば `MacStories` なんかでもプライバシー関連の話題ではよく名前が挙がるし、世界的に見ても「分かってる人」が選ぶブラウザ、みたいな立ち位置になりつつある気がする。
その5:[Alcove] - 「仕事モード」と「休憩モード」を瞬時に切り替える
これ、在宅ワーカーとか、家で勉強する人には特に刺さると思う。作業に集中したい時って、「このアプリとこのウィンドウだけ表示されててほしい」って思うことない?でも、ついついSlack見ちゃったり、YouTube開いちゃったりする。
Alcoveは、「ワークスペース」っていう概念でそれを解決してくれる。例えば、「執筆モード」っていうワークスペースを作って、そこには文章作成アプリと資料のPDFだけを登録しておく。で、「執筆モード」をオンにすると、他のアプリが全部非表示になって、登録したアプリだけが立ち上がる。逆に、「休憩モード」を作って、そこにはSpotifyとYouTubeだけ登録しておく、とかね。この切り替えが一瞬でできるから、「よし、今から1時間集中するぞ」っていう時のスイッチとして最高なんだ。
その6:[Freeform] - Apple純正の無限ホワイトボード
これは最初からMacに入ってるアプリ。知ってる?Appleの「フリーボード」。最初は「何に使うんだこれ?」って思ってたんだけど、使ってみたらめちゃくちゃ便利だった。デジタル版のホワイトボードで、スペースが無限に広がってるの。
何か新しい企画を考える時とか、頭の中がごちゃごちゃしてる時に、とりあえずキーワードを付箋みたいにペタペタ貼っていく。で、線で繋いだり、丸で囲んだり、関連する画像やURLを貼り付けたり…。手書きもできるから、iPadとApple Pencil持ってるとさらに化ける。複数人で共同編集もできるから、オンラインでのブレストにも使える。わざわざ高機能なマインドマップアプリを買わなくても、正直これで十分なことが多い。Apple純正だから、もちろん無料だし、iCloudでiPhoneとかiPadとも同期されるのが強い。
その7:[Hand Mirror] - ビデオ会議前の「あっ!」を防ぐ
これも、シンプルだけど「そう、これが欲しかった!」ってなるアプリ。メニューバーにあるカメラのアイコンをクリックするだけで、自分のWebカメラの映像が小さいウィンドウでプレビュー表示されるの。
ZoomとかTeamsの会議に入る直前、「あれ、俺の髪型どうなってる?」「背景に変なもの映ってない?」って焦ること、あるでしょ?会議アプリを立ち上げて、設定画面開いて、カメラプレビュー見て…ってやるのは地味に面倒。Hand Mirrorがあれば、ワンクリックでサッと確認できる。ほんと、それだけの機能。でも、その一手間がなくなるだけで、オンライン会議前の小さなストレスが消える。軽量だし、常にメニューバーに置いといても全然邪魔にならない。まさに「気の利く」アプリだね。
その8:[ChatGPT Desktop] - ブラウザを開かないAIパートナー
ChatGPT、みんな使ってると思うけど、僕が使ってるのはデスクトップ版。わざわざブラウザでタブを開かなくていい、っていうのがミソ。
「ちょっとこの関数の意味教えて」とか、「この文章、もっといい表現ない?」とか、そういう瞬間的な疑問が湧いた時に、ショートカットキー一発で呼び出せるのがいい。ブラウザを開くっていうワンクッションがないだけで、思考が途切れないし、余計なタブを開いて脱線する危険もない。僕にとっては、ChatGPTは壮大な対話相手っていうより、辞書とか電卓に近い、もっとツール的な存在。だから、この「すぐ呼べて、すぐ消せる」っていうデスクトップ版の軽快さが、すごくしっくりきてる。
その9:何かを「あとで読む」ための方法
原文では[Latest]っていうアプリが紹介されてたけど、正直、もっと定番で良いのがあると思う。要は「あとで読む」系のサービス。PocketとかInstapaperが有名だね。僕はPocketを使ってる。
面白い記事とか、長いインタビューとかを見つけても、「今読む時間ないな…」って時、あるじゃない?そういう時に、とりあえずPocketに保存しておく。そうすると、広告とか余計な装飾が削ぎ落とされた、すごく読みやすいフォーマットで保存してくれる。で、通勤中の電車の中とか、寝る前とかに、iPhoneのPocketアプリでまとめて読む。ブックマークだと、どんどん溜まっていって結局見返さないけど、Pocketに入れると「読むぞ」っていう意識になるから不思議。情報収集の質がマジで上がる。
その10:[Poolsuite FM] - 仕事のための、じゃない音楽
最後はこれ。生産性アプリじゃないんだけど、僕の生産性を一番上げてくれてるかもしれない、不思議なアプリ。一言で言うと、「最高にチルな夏を演出してくれるラジオ」。
80年代とか90年代の、ちょっとレトロで、でもオシャレな、プールサイドでかかってそうな音楽がずっと流れてる。インターフェースも昔のMacみたいで、遊び心があってかわいい。作業用BGMって、歌詞があると集中できなかったり、曲調が激しすぎると疲れたりするけど、ここの選曲は絶妙。意識を邪魔しないけど、気分は上げてくれる。在宅勤務で、部屋に一人でいると気分が滅入ってくる時とかに流すと、一瞬でカリフォルニアの夏になる(行ったことないけど)。こういう「遊び」の部分が、結果的にMacと向き合う時間を楽しくしてくれるんだよね。
で、結局どれを使えばいいの?
全部入れる必要はまったくない。それじゃ本末転倒だからね。目的別に、僕が特に「これは!」と思うものを比較してみた。まあ、僕の個人的な感想だけど。
| アプリ名 | どういう人向け? | コスト感 | 個人的な一言 |
|---|---|---|---|
| Dropover | ファイルを頻繁に移動させる、整理整頓が苦手な全ての人 | 有料(でも買い切り)。ランチ一回分くらいかな? | これだけはマジで騙されたと思って使ってみてほしい。Macの操作感が一段階進化する。 |
| Alcove | 在宅ワーカー、受験生、とにかく集中したい人 | これも有料。サブスクだったかな…? | 「これからやるぞ」っていう儀式として最高。強制的に環境を作れるのがいい。 |
| Freeform | アイデア出しやブレストが多い人、視覚的に思考を整理したい人 | 無料!Apple純正。 | 高機能じゃないけど、それが逆にいい。ごちゃごちゃ考えず、とりあえず書き出せる気軽さがある。 |
| Hidden Bar | Macのデスクトップを綺麗に保ちたい、ミニマリストな人 | 無料!神! | 入れるだけで満足度が上がる。Macへの愛が深まる感じ。簡単だし、入れない理由がないかも。 |
まとめ:Macを自分だけの道具に育てていく感覚
長々と話しちゃったけど、結局言いたいのは、こういう小さなアプリを一つ二つ加えるだけで、Macが「みんなが使うMac」から「自分だけのMac」に変わっていくってこと。それがすごく楽しいんだよね。
高いお金出して買ったんだから、もっと自分にフィットするように、わがままにカスタマイズしていいと思う。今回紹介したのが、そのヒントにちょっとでもなれば嬉しいな。
あ、そうだ。あなたが最近見つけた「これなしじゃ無理!」っていうMacアプリ、何かありますか?もしよかったら、コメントで教えてもらえると、僕も試してみたいので嬉しいです。
