ブーン・ドッグルって、誰かが言い出したんだろうな。何やら価値があるっぽく見えるけど、実際には大して意味もなくて、ただ手間だけ増えてしまう作業。まあ、昔から七十回くらいは聞いた気もするし、人によっては「またか」と感じるのかもしれない。
よく考えると、本当に上手くハマった解決策って、斧をちょうど良い角度で研ぎ澄ました時みたいな感覚になることが多い。必要な分だけ力を入れて、一発で決まる。けれど、そうじゃない場合――例えば急に不安になったり、自分たちの技術に自信が持てなくなった時なんか、どうしても必要以上に大きな道具を振り回しちゃう会社も少なくない、と聞いたことがある。
ほんの小さな問題だったはずなのに、大仰なハンマーみたいなのを持ち出してしまう。その結果、何だか過剰に作り込まれていて使いづらかったり、お金もかなり掛かった割には思ったほど成果が出てこない。後から振り返って、「あれ?こんなはずじゃ…」と悩む人たちもいるようだ。
C#とかの道具なら、それこそ数十倍効率よく片付けられる場面だったんじゃ?なんて話題になることも。けど現場では気持ちばかり先走って、本来ならもっと細やかな対応で済んだものまで大ごとになってしまう例もあるみたい。
結局のところ、「適材適所」とでも言えばいいのかな…でも、それが分かるまでには案外時間が掛かるものなのかもしれない。
長い目で見ると、旧来のIT手法に頼り続ける組織は、だんだん不利な立場になるかもしれない——そんな話を聞いたことがある気がする。ニコル・フォースグレンさんの本でも触れられていたような…。正直、昔は役立ったやり方も、今では足かせみたいになってしまうことも少なくない。なんとなく流行した方法論とか、時代遅れの技術に固執してしまう現場も見かけるし、それで混乱が増した例も何件か思い出せる。
レガシーな考え方へのこだわりが強いと、新しい発想を取り入れるチャンスも逃しやすくて、その結果として会社自体の動きが鈍くなる…という意見もある。競合他社が素早く変化していく中、自分たちだけ取り残されてしまう状況は決して珍しくないようだ。
そういえば最近、林業関係のお客さんから相談を受けて——まあ色々あったけど、一番困っていたのは現場スタッフ向けの消耗品や部品などを探して申請する仕組みだったらしい。細かい数字までは覚えていないけど、かなり前から使われている古いプロセスにずっと頼っていたようで、それが逆にトラブルの種になっていた、と聞いている。実際、「数十年以上同じ運用」と言われてもおかしくないケースだったかもしれない。
こういう話、実際には一筋縄じゃ解決できなくて、過去にも似た事例を耳にしたことがある気がする。ただし本当に全員に当てはまるとも限らず、その会社ごとの事情やタイミングによって違う部分も多かった気がする。
まとめると、「昔ながら」に安心してしまう空気感と、それによって生じる小さな問題の積み重ね。それが大きな課題につながることも時々ある——そんな印象を持った出来事だった。
林業の現場って、普段使ってる言葉がカタログに書いてある正式名称と全然合わないことも多い。たとえば吸水シートなんか、みんな「おむつ」って呼ぶし、「バイスグリップ」もなぜか「ホグクランパー」とか違う名前で通じてたりする。重機の名前に至っては、昔話から出てきたんじゃないかと思うような呼び方が混じっている。「フェラーバンチャー」とか「スキッダー」とか、そのまま訳すと木を切る機械とか丸太を運ぶやつなんだけど、現場だと全然違う雰囲気。
しかも困ったことに、作業員たちは綴りを正確に覚えてる人ばっかりじゃない。必要な道具を探す時、「トルクレンチ」がほしいのに「トークリンチ」みたいな微妙なスペルミスで検索してしまうことが珍しくない。そうなると検索システムではちゃんと結果が出せなくて、何度もやり直しになることもしばしば。
結局どうしたのかというと、この組織は外部のベンダー――Googleだったかな?――に頼る形になったらしい。それで導入されたのがGoogleサーチアプライアンス。費用としては数百万円単位だったようだ。一回きりじゃなくて毎年それなりのメンテナンス料金も発生していたとか聞いたけど、正確な数字はちょっと曖昧。ただ、そのくらいのお金を投入してプロによる設定サービスまでお願いしたみたい。それでも完全に課題解決とはいかなかったという話もあった気がする。
あのGSAというやつ、確か満足度が七割くらいだった気がする。業界は昼夜問わず動き続けているのに、データの更新も遅くて、なんだか使い勝手が良いとは言えなかった。スピーディーで柔軟な検索やレコメンドが求められていたはずなのに、実際には高額で大げさな道具を押し付けられた印象だった。まるでぬかるんだ林道にスポーツカーを持ち込むみたいな感覚、と誰かがぼやいていた。
さて、それから話は少し変わって…自分たち(と言っても外部ではなく社内チームだけど)はどうしたものかなと考えた時、無理して巨大なシステムを導入する必要もないんじゃないかと思ったんです。結局、本当に必要なのは、その会社独自の言葉遣いや作業スタイルに合った軽量で反応の早い検索仕組みだったはず。それならばと、自前のリソースで手頃に作れるものを設計することになった。
骨子自体は意外と単純で、ERPシステムから品目カタログとか固定資産のデータを取り出して雲(クラウド)上に置くだけ。しかも好きなタイミングでデータを整理して保存できるようになったので、「数十倍速くなった」と感じた人もいるとか。ただ、現場によって効果には差があるみたいだし、一部にはさらなる改善要望も残っていた気がする。でも全体的には以前より負担は減った……そんな印象だったかな。
データを用意してアクセスできるようにした後、C#とLINQの組み合わせでメモリ上の検索を試したことがある。これがGSAよりも数十倍速い印象だった、少なくとも一部のケースでは。ただ実際どこまで差が出るかは環境や条件次第かもしれない。あと、おすすめ機能には小さめのニューラルネットワークを組み込んでいた気がする。既存データからパターンを見つけて、似ているキーワード同士をSoundexという発音ベースのコードでざっくり結びつける方式だったと思う。
そのあたりから話が膨らんでいって、さらに曖昧検索というかテキスト比較のアルゴリズムも重ねた感じだろうか。例えばレーベンシュタイン距離とかハミング距離、それに最長共通部分列やRatcliff/Obershelp類似度など、いろんな手法を混ぜていたような記憶がある。他にもジャッカード類似係数とかコサイン類似度、それからジャロ・ウィンクラー距離なんてものも使われていたかも。
結果として、このアプローチのおかげで提案候補の精度は以前より上がったようだけど、本当にどこまで役立っていたかは正直なところ状況によると思う。まあ、一部ユーザーからは「前より使いやすくなった」と言われたくらいかな。細かな点は今となっては少し曖昧だけれど、大体そんな流れだった気がする。
そういえば、最初に予定していた範囲にはなかったのに、ユーザーが検索修正をクリックしたときの行動データを活用して、だんだんレコメンド精度が上がるような強化学習みたいな仕組みも入れてみたんですよね。まあ、こういう小さい工夫って現場ではちょっとした「ご褒美」になったりしますし。で、その結果なんですけど――速さもまあまあ出ていて、意外と使いやすい検索ツールができた印象です。ライセンス料とかは特になくて、保守費用もほぼかからず、ベンダー縛りという話も聞かなかったです。
人数のことを思い返すと、多く見積もって三人未満くらいでやっていた気がします。多分開発者がふたり、それから業務分析っぽい人が少しだけ関わる感じで進めていたでしょうか。それでも完成までは二ヶ月に満たない期間だったような…。記憶違いならごめんなさい。でも、一つ言えるのは、自社の技術者の声とか提案をあまり軽視すると、結局あとあと割高になるケースもあるかもしれませんね。
開発者の平均年収が十万ドルあたりだと聞いたことがあるけど、うちの場合は全体の導入に七十数千ドルくらいで収まったんだよね。細かい計算をしてみたら、「あれ、思ったより安い?」って感じになって。 それなのに、GSAとかいうパッケージサービスを使うとなると、初期投資だけで五十万ドル近くにもなりそうだったし、毎年の維持費もついてくるみたい。
まあ、その差額を見てみると…何倍も違うから正直驚いた。でも、不思議なことに企業ではこういう「なんとなく大規模ベンダー頼り」みたいな現象が繰り返されている印象。理由ははっきりしないけど、多分自社の開発チームの力を過小評価してしまう傾向があるんじゃないかなと考えたりする。
キラキラした営業資料や高額な値札じゃないと課題解決できないと思い込むところ、割と多い気もする。その一方で、自分たちのエンジニアをただ指示待ち要員として扱わず、もう少し戦略的パートナー的な視点で関わらせれば案外良い結果になるケースも出てくる……かもしれない。結局、状況や人によって変わるから断定はできないけどね。
なんだか挑戦ごとが好きな人たちっているみたいで、ビジネスの事情もそこそこ把握していて、状況によってはコストを抑えつつも、意外と実際のニーズに寄せた仕組みを考えてくれることがある。まあ、どこまでできるかはチーム次第なんだけど。よくあるパッケージソフトに頼りきってしまうと、融通が効きにくかったり、「これ本当に自分たち向け?」って首を傾げるようなケースも少なくない。ベンダー依存とか、妙なクセの強い運用になっちゃったりね。
ふと思うんだけど、「社内の人材でやれること」をちゃんと見てみないまま、高価なサービスに手を出す人も多い気がする。七十人くらいの組織でも似たような話を聞いたかな…。なんとなく身近にいる人たちが案外いい答えを持ってたりするし、それに気づかないまま進めてしまうともったいないかもしれない。
それでも「いやうちじゃ無理」と思っちゃうなら、多分ソフトウェアそのものより、もうちょっと違う考え方が必要なのかもしれない…そんな気がしなくもないです。
IT部門というのは、会社の中でも「コストばかり掛かる場所」と思われがちなんだけど、それだと、どうにも活用しきれないという声もちらほら聞こえてくる。マーク・シュワルツ氏の言葉を借りるなら、「ITがビジネスそのものになる」ことって、昔から議論されていた話題みたいだ。いつだったか、七十人くらい集まった会議で誰かが「イノベーションの種は社内にしか落ちてない」とぽつりと言ったことを思い出す。
実際、自前で手間暇かけて開発したシステムや仕組みが、外部ベンダーのありふれたソリューションよりも、数十倍近い価値を生んだ事例もあるそう。でも、そのためには上層部が「うちのIT部隊はサポート役以上になれるかもしれない」と半信半疑ながら考え始めなきゃ進まない。もちろん全てがそう上手くいくわけじゃなくて、ときには方向転換することも。
会社ごとに状況は違うし、この見方が正解とは限らない。ただ、多くの現場では、自分たち独自の工夫や改善策を積み重ねることで長期的に強みになる可能性も指摘され続けているようだ。「他所と同じものを買ってきても…」という空気感、どこかで耳にしたことがある人も少なくないんじゃないかな。
最後まで読んでくださってありがとうございます。ちなみにこの後、「拍手」や「フォロー」を勧めている人もいましたっけ…忘れてしまいましたが、ご参考までに。
たしか最近だったか、どこかで拍手のアイコンを見かけて、それが何を意味していたのか少し考えさせられた。そういえば、「X(昔のTwitter)」とかブルースカイ、マストドンも利用者がじわじわ増えている感じがする。数字で言えば七十人ちょっとくらいのグループ内でも、リンクトインやトゥルースソーシャルの話題になることもあるみたい。
全部追いかける必要はないと思うけど、ちらほら「ここにもアカウントがあるよ」と教えてくれる人もいて——いや、それぞれに微妙な違いがあるから面白いんだろうなとぼんやり思ったりする。ちなみに、これらのサービスを全部フォローする人はあまり多くないようだけど、ごく一部で定期的に巡回しているという話も聞いたことがある。
まあ、もし気になったら名前ぐらい検索してみてもいいかもしれないし、案外知らずにフォローしていたというケースも珍しくないんじゃないかな。
                                 
                             
												 
                                            