最近、恋愛の話になるとマジでよく聞くのが「アプリ疲れ」ってやつ。なんかもう、わかる。すごくわかるよ。現代の恋愛って、日曜のコストコに買い物リストなしで突入するみたいなもんだよね。牛乳だけ買いに来たつもりなのに、気づいたら冷凍餃子48個入りパックとカヤックと、あと「自分、何してんだろ…」っていう虚無感を抱えてる、あの感じ。
選択肢が多すぎると、男は固まって、女はイライラする。いや、イライラを通り越して幻滅してる。で、結局みんな不幸になってる。これ、マジで「恋愛のパラドックス」だと思うんだよね。
TL;DR:多すぎる選択肢が、全員を不幸にする仕組み
はい、先に結論から。今の恋愛市場がなんでこんなにギスギスしてるかっていうと、
男性は「もっといい人がいるかも」って探し続けて、結局誰にも決められない【決定麻痺】状態。女性は、次から次へと現れては消える男性に振り回されて、本気出すだけ無駄じゃん…って【幻滅と疲弊】のスパイラル。お互いがお互いを消費しあってるだけ。正直、誰も幸せになれないゲームになってる。
Tinderエフェクト:深みのないドーパミン地獄
ぶっちゃけ、今のマッチングアプリって全部、ポケットの中のカジノだよ。キラキラした通知? あれはジャックポットの音。マッチしました!って出た瞬間に、脳内でドーパミンがドバドバ出る。でもね、これって「繋がり」に興奮してるんじゃなくて、「当たるかも」っていう期待感にハマってるだけなんだよね。
そうなると、もう人間を人間として見なくなる。「この人、いいかも」じゃなくて、「このサムネ、スペックは…次」みたいな。ギャラリーの写真を選ぶ感覚。で、一番ヤバいのが、一度この「新しい刺激」を追いかける脳みそになっちゃうと、もう後戻りできないこと。
長期的な関係が、なんだか退屈で刺激のないものに感じ始める。せっかくいい感じの人ができても、脳のどっかで「次の新しい出会い」をソワソワ探しちゃうんだ。知り合いにもいたよ。半年で300人の女性とマッチして、40人とデートして、12人と関係を持ったけど、「まだ運命の人に出会えてない」って真顔で言うんだ。そりゃそうだろ、お前は誰とも「出会って」ない。ただ「買い物」してるだけなんだから。
男性はフリーズし、女性はキレている
この問題、男女で症状の出方がちょっと違うのがまた厄介なところで。
まず男性陣。君らは完全にフリーズしてる。アプリを開けば、いつでも次の「もっといい物件」が見つかるって思ってるから。「この子、ちょっと歯並びが…まあ次いこ」「この子は趣味が合わないかも…」って、無限にスワイプ。完璧なユニコーンを探し続けてる。
これ、心理学者のバリー・シュワルツが『選択のパラドックス』で言ってた「決定麻痺」ってやつそのもの。選択肢が多すぎると、一つにコミットするのが怖くなるし、選んだ後も「あっちのほうが良かったかも…」って後悔しやすくなる。現実の誰かと関係を築くことより、「もっと良い可能性」に脳がハイになっちゃってる状態。
一方で女性側は、もうオーディション番組の参加者みたいな気分。でも、渡されるのはバラじゃなくて、「最近仕事が忙しくて…」っていう定型文からのゴースティング。3週間いい感じだったのに、急に音信不通とかね。マジでうんざりしてる。
だから、女性側もだんだん心を固くするようになってる。「自分を大事にする」っていうポジティブな意味じゃなくて、「もう傷つきたくないから期待しない」っていうネガティブな防衛反応。最初から本心を見せない。すぐ引く。一人の男性に賭けるのが怖いから、保険で何人かと同時にやり取りする。やりたいわけじゃない、でもそうしないと心が持たないから。
「別に一人が楽でいいし」って言うけど、それって本当に心からの平穏な孤独? それとも、傷つくのが怖くて「自立」っていう鎧を着てるだけの、防御的な孤立? 多分、後者の人が多いんじゃないかな。
どうすればいいの? アプリ時代の恋愛サバイバル術
じゃあ、この無限スクロール地獄から抜け出して、まともな恋愛がしたいならどうすればいいか。いくつか、マジで効く(と思う)方法がある。
- さっさと決める。「この人、いいな」って心から思える人に出会ったら、一旦アプリを止めろ。他の選択肢を遮断して、その一人の人と向き合う時間を作る。神経を落ち着かせるんだ。
- 「保険」をやめる。「念のため」で他の人と連絡を取り続けてるなら、それはもう本命との関係をサボタージュしてるのと同じ。誰かを真剣に知りたいなら、他は切れ。
- 90年代みたいにデートする。スマホを置け。外に出ろ。バッテリーの寿命より長い会話をしろ。相手の目を見て話せ。
- 完璧な人間を期待しない。相手は人間だ。イラッとすることもあるし、ムカつく癖もある。それでも愛せるかどうか。それが大事。
- もっとマシな質問をする。3ヶ月経っても相手の子供時代のトラウマとか、政治的に譲れない一線とか、好きなサンドイッチの種類とか知らなかったら、それはお前がデートしてるのは生身の人間じゃなくて、お前が作り出した幻想だ。
昔の恋愛 vs 今の恋愛、何がそんなに違うの?
「90年代みたいにデートしろ」って言ったけど、具体的に何が違うのか。ちょっと表にしてみた。これ見ると、今の状況がどれだけ異常かよくわかると思う。
| 比較項目 | 昔の恋愛(〜90年代とか) | 今の恋愛(アプリ時代) |
|---|---|---|
| 出会いの数 | 限られてる。職場、学校、友達の紹介とか。マジで数えるくらい。 | ほぼ無限。スワイプすれば地球の裏側の人とも繋がれる…まあ、それは言い過ぎか。でも感覚的にはそんな感じ。 |
| 評価基準 | 会って話した「感じ」。人柄とか、一緒にいて楽しいかとか、そういう曖昧だけど大事なやつ。 | スペックのフィルタリング。年収、身長、学歴、写真の写り。まるで商品のタグを見てるみたい。 |
| コミュニケーション | 電話か、直接会うか。一つの会話に集中するしかない。結構、手間がかかる。 | 非同期のテキストが基本。「あとで返信しよ」ができるから、常に「半分だけ」関わってる状態。 |
| 関係の進め方 | 一人の人と向き合うのが基本。だって、他に選択肢がそんなにないんだから。 | 同時進行が当たり前。「キープ」とか「保険」とか、そういう言葉が普通に使われる。怖いわ。 |
| 「終わり」の感覚 | 気まずいけど、ちゃんと顔見てさよならする。社会的にも、それが普通だった。 | ゴースティング(突然の音信不通)。ブロックして終わり。相手を人間扱いしない「簡単な」終わり方が増えた。 |
なぜ私たちの脳はバグってしまうのか
これ、単なる文化的な流行りとかじゃないんだよね。生物学的な話。人間の脳って、そもそもそんなに多くの選択肢を処理できるように設計されてない。
さっきも言ったバリー・シュワルツみたいな心理学者が言うには、選択肢が多すぎると、人は幸せになるどころか、むしろ不安が増して、満足度が下がるらしい。これを「選択過多(Choice Overload)」って言うんだけど、まさに今の状況。
昔は、恋愛の決断って「希少性」のもとで行われてた。自分のコミュニティで出会う数人の中から、「この人、面白いな」って思う相手を選んで、人生を築いていく。でも今は? ベッドから出ずに数千人と「出会える」。私たちの脳は、まだ150人くらいの村社会で生きてた石器時代のバージョンのままなのに、いきなり数千人分のデータを処理させられて、ショートしてるんだよ。
ちなみにこれ、アメリカの話だけじゃなくて、日本の国立社会保障・人口問題研究所の調査とか見ても、未婚率の上昇とか、交際相手がいない人の割合が増えてることとか、間接的にこの「選択肢の多さとコミットメントの難しさ」が影響してるんじゃないかなって思う。選択肢が増えたはずなのに、なぜかみんなパートナーを見つけにくくなってる。皮肉だよね。
よくある勘違いと、言いにくい本音
この話をすると、だいたい男女でお互いを非難し始める。でも、それって問題の表面しか見てないんだよね。
勘違い①:「女は理想が高すぎる!上位10%の男しか見てない!」
これ、男性側がよく言うやつ。でもさ、本音を言えば、女性が求めてるのは必ずしも年収1000万のイケメンじゃない。夜中に「ひま?」ってLINE送ってこないとか、ちゃんと会話のキャッチボールができるとか、そういう「当たり前」をクリアしてる男性が少なすぎるだけじゃない? その「当たり前」が、今や上位30%に入るためのスキルになってるっていう悲劇。
勘違い②:「最近の男は根性がない!すぐ諦める!」
女性側はこう言う。まあ、一理ある。「ローエフォートな男性」が増えたのは事実。でも、彼らからすれば、「どうせ頑張っても、もっといい条件の男が現れたら乗り換えられるんでしょ?」っていう不信感がある。無限にいるライバルとの競争に、最初から疲弊しちゃってるんだよ。
結果、どうなるか。「男は女を『交換可能なパーツ』とみなし、口説く努力を怠る」「女は時間を無駄にしたくないから、フィルターをどんどん厳しくする」。お互いがお互いの首を絞めあってる。マジで泥仕合。
結局、満足できないのは「もっと」を求めるから
これもシュワルツの研究で言われてることだけど、人間は「選ばなかった選択肢」のことを考えると、今選んだものの満足度が下がる生き物らしい。賃貸サイトを「ただ見てるだけ」なのに、今の自分の家が急に嫌になってくるのと同じ理屈。
素敵な人とデートしてても、心のどこかで「もっと面白い人がいるかも」「もっと美人な子がいたかも」って考えてる。それ、恋愛じゃなくて、ただの消費活動なんだよ。人の心は、Amazonの返品ポリシーじゃ動かない。
僕自身も、正直、両方の経験がある。素晴らしい人が目の前にいるのに、もっといい人がいないかキョロキョロしてたこともある。逆に「今は付き合う気になれない」って言われた2週間後に、その相手が別の人と付き合い始めたのを見たこともある。痛いよね。
愛って、「最高の人」を見つけるゲームじゃないんだ。「自分の人」を見つける旅なんだ。それを見つけたら、もう店じまいしろ。買い物は終わりだ。
この恋愛のパラドックスは、マジで現実。選択肢の多さは君を自由にするんじゃなくて、心を麻痺させるだけ。「隣の芝は青い」って言うけど、真実は「芝生は水をやった場所が青くなる」んだよ。
だから、もう「完璧なパートナー」役のオーディションをするのはやめな。君の心をすでにときめかせているその人と、何かを「築き始める」ことにエネルギーを使ってみてはどうかな。
…まあ、それが嫌なら、50歳になっても一人でワイン飲みながら、フリートウッド・マックを香水のブランドだと思ってる27歳をスワイプし続ける人生も、それはそれで君の選択だ。
あなたへの質問:もしこのスワイプ地獄から抜け出すために、自分で一つだけルールを作るとしたら、どんなルールにしますか? よかったらコメントで教えてください。
