最近、ずっと考えてること。クリエイティビティと生産性のツールキットについて。なんか、今のままでも回ってはいるんだけど、息苦しさみたいなものを感じてて。
カオスの中からアイデアが生まれる、みたいな話あるじゃない?でも、それだけじゃ続かないんだよね。僕も最初はそう思ってたけど、結局、散らかったアイデアを形にするには、どうしても「構造」が必要になる。
で、長年Notionを「第二の脳」みたいに使ってきた。正直、これがないと仕事にならないレベルで。でも…なんだろう、何年も同じツールを使っていると、思考のパターンまで固定化されてくる感じがして。これが最近の悩みの種。別にNotionが悪いわけじゃない。むしろ万能すぎて、それに甘えちゃってる自分に問題があるのかも。
新しいツールを試す、でも財布は痛めたくない
気分転換にデバイスを変えたりするのと同じで、ワークフローにも新しい風を入れたい。違うインターフェース、違うアプローチ。それが、停滞した思考をまた動かしてくれるんじゃないかって。
でもね、問題はコスト。気になるアプリって大体サブスクリプションで、一つ一つ契約してたら、あっという間に結構な金額になる。試したいけど、コミットできるか分からないものにお金を払うのは、正直ためらう。
そんな時に、たまたまSetappっていうサービスを見つけて。これ、MacとiOSのアプリが使い放題になる「アプリのNetflix」みたいなやつ。月額固定で250以上のアプリが使える。…これなら、気になってたアプリを心置きなく試せるかも、と。
で、早速いくつか試してみてるんだけど、その中でも「おっ」と思ったのが3つ。まだ使い始めたばかりの、本当にファーストインプレッションだけど。
今のところ気になってるアプリ3選
Notionが「全部入り」の万能ツールだとしたら、これから話すのは、それぞれが特定の作業にめちゃくちゃ特化した「専門家」みたいなアプリたち。全部Setappに入ってたから、追加費用なしで試せてる。
| アプリ名 | 第一印象 | 何がいい? | どういう時に使う? |
|---|---|---|---|
| Craft | 「あ、これネイティブアプリだ」ってすぐ分かる速さ。見た目もきれい。 | とにかく動作が軽快。Webベースのアプリにありがちなモッサリ感がない。書くことに集中できる。 | 日々のメモとか、「第二の脳」のベースにする感じかな。Notionからの乗り換え、というか使い分け候補。 |
| Ulysses | 森の中の書斎、みたいな感じ。静かで、集中できる。 | UIがすごくシンプル。余計なボタンとかデータベースとかがなくて、本当に「書く」だけ。Markdown記法も完璧。 | ブログの長文記事とか、電子書籍とか、まとまった文章を書く時。Notionでこれをやるのは、正直しんどかった。 |
| Taskheat | タスク管理の「地図」を作れる感じ。面白い。 | タスクの依存関係を線で繋いで可視化できる。リスト表示じゃ見えない全体像がパッとわかる。 | Webサイト制作みたいな、複数のタスクが絡み合うプロジェクト。何から手をつけるべきか、流れを把握したい時。 |
それぞれのアプリを、もうちょっと詳しく
上の表だけだと伝わりにくいから、もう少しだけ。あくまで、僕個人の感想ね。
Craft:触ってて気持ちいい、新しいノートの場所
以前、iPadで無料版をちょっとだけ触ったことがあったんだ。その時も「速いな」って思ったけど、無料だと機能制限が厳しくて。本格的に使うなら有料プランが必須。Notionが無料でもほとんどの機能を使わせてくれるのとは対照的。だから、当時は諦めた。
でも今回、Setapp経由でフル機能版を使ってみて、やっぱり良い。特にモバイルでの体験はNotionよりずっとスムーズ。Webページをアプリの形にしただけの「ガワアプリ」じゃない、ちゃんとOSに合わせて作られてる感じがする。こういうの、地味に大事なんだよね。
Ulysses:書くための聖域
ライターなら一度は憧れるツールじゃないかな。Notionでも文章は書ける。でも、あれはどっちかというとスプレッドシートの上で小説を書くような感覚に近い。できなくはないけど、苦痛。集中できない。
Ulyssesは、そういうノイズを全部消してくれる。ただ、白い画面とカーソルがあるだけ。これがいい。ブログとか、これからもっと長いコンテンツを作っていきたいから、まさに今必要としてたツール。日本のテックメディア、例えばGigazineとかでもたまに紹介されてるけど、海外のライターに信者が多いのも頷ける。あ、あと縦書き対応がしっかりしてるのも、日本人としては地味に嬉しいポイント。
Taskheat:点と点をつなぐ、思考の可視化ツール
これも僕にとっては発見だった。今、自分のサイトを作ってるんだけど、そのタスク管理をNotionのテーブルでやってた。チェックボックス作って、期日入れて…。でも、なんかパズルのピースを眺めてるだけで、全体像が見えなかったんだ。
Taskheatで同じプロジェクトをざっと書き出してみたら、10分くらいで「あ、なるほど」ってなった。どのタスクがどれに依存していて、何が終わらないと次に行けないのかが、一目でわかる。これはリストじゃ得られない感覚。プロジェクト計画が、ちょっとだけ楽しくなった。これ、マジで。
で、結局Setappってどうなの?
ここまで個別のアプリの話をしてきたけど、結局のところ、僕が今回「試してみよう」と思えたのはSetappがあったから。一個一個アプリを買ったり契約したりする勇気は、正直なかった。
The Vergeみたいな海外のテックサイトは最新アプリをどんどんレビューするけど、僕ら一般ユーザーは全部試すわけにはいかないしね。そういう意味で、この「試すためのコストと心理的ハードル」を下げてくれるっていうのは、すごく価値があると思う。月額は、まあランチ2回分くらい?それでこれだけのアプリを自由に使えるなら、悪くない投資かなって。
もちろん、デメリットもある。サブスクリプションだから、使い続けないと損した気分になるかもしれないし、逆にアプリが多すぎて「ツール探しの旅」に出てしまって、本来の作業が進まない、なんて本末転倒なことにもなりかねない。そこは自分で律しないとね。
もし試してみたくなったら
もし、ここまで読んで「自分も試してみたいかも」と思った人がいたら。Setappは通常7日間の無料トライアルをやってるみたい。
でも、探してみると、時々アフィリエイトリンク経由で30日間に延長されるキャンペーンをやってるみたいだね。7日間じゃ正直、アプリをじっくり評価するのは難しい。生活や仕事に組み込んでみて、初めて良し悪しが分かるから。もし試すなら、長いトライアル期間を探してみるのがおすすめ。
…まあ、一応言っておくと、この記事内のリンクもそういうのに繋がってる可能性はある。もしそれ経由で誰かが登録したら、僕に少しだけ紹介料が入るかもしれない。でも、それはそれとして、僕の感想は正直に書いたつもり。ダメなものはダメって言うし、そのスタンスはこれからも変わらない。
とりあえず、僕はもう少しこの3つのアプリを使い込んでみるつもり。また何か面白い発見があったら、書くかもしれない。それまでは、まあ、色々試してみるよ。
あなたの「生産性」の悩みは?
ツールが多すぎて逆に混乱する?それとも、一つのツールで全部やろうとして限界を感じてる?もしよかったら、あなたの現状をコメントで教えてください。
