リダイレクトって何?とりあえず、これだけ覚えとけばOK
ウェブサイトの「住所変更」を、郵便局みたいに自動で転送してくれる仕組みのこと。これがないと、せっかく来てくれた人や検索エンジンが「ページがありません」ってなって迷子になっちゃうんだよね。正直、サイト運営してると絶対に出会うやつ。だから、まあ、知っておいて損はないかなって感じ。😉
サイトのリニューアルとか、ページのURLを変えた時に、古い住所(URL)に来た人を新しい住所(URL)に自動で案内してくれるのが「リダイレクト」っていう仕組み。 これをちゃんとやらないと、今まで積み上げてきたSEO評価がゼロになっちゃう可能性もあるから、結構大事な設定なんだ。
なんでリダイレクトってそんなに大事なの?
これ、よく聞かれるんだけど、理由は大きく分けて2つあるんだよね。ユーザーのため、そしてGoogle先生(検索エンジン)のため。
まずユーザー視点だと、例えばブックマークしてくれてた人が古いURLにアクセスした時に「ページが見つかりません(404エラー)」って表示されたら、どう思う?「あれ、このサイトなくなっちゃったのかな?」って思って、二度と来てくれないかもしれない。 それって、めちゃくちゃ悲しいよね。リダイレクトを設定しておけば、ユーザーは意識することなく新しいページにたどり着けるから、ストレスがないわけ。
次にGoogle先生の視点。検索エンジンは、URLが変わると「別の新しいページができたんだな」って認識しちゃう。 そうなると、元のページが持ってた「このページは信頼できるぞ」っていう評価が、全部リセットされちゃうんだ。でも、リダイレクトを設定すると、「このページは引っ越しただけですよー」ってGoogleに教えることができて、ページの評価を新しいURLに引き継げる。 これがSEO的にめちゃくちゃ重要ってわけ。
301と302?呪文みたいだけど、使い分けが超重要
リダイレクトにはいくつか種類があるんだけど、主に使うのは「301リダイレクト」と「302リダイレクト」の2つ。 この数字はサーバーが返すステータスコードっていうやつで、それぞれ意味が違うんだ。 この違いを理解してないと、SEOで大失敗することもあるから気をつけて!
- 301リダイレクト: 「このページは、未来永劫ずーっとこっちに移転しました!」っていう恒久的な移転を意味する。 サイトのリニューアルとか、ドメインの変更、httpからhttpsへの変更(SSL化)みたいに、もう元のURLを使わない時に使うのがこれ。 Googleもこれを「完全なお引越し」と認識して、ページの評価をしっかり新しいURLに引き継いでくれる。
- 302リダイレクト: 「今、ちょっとだけこっちのページに案内してるだけなんで!」っていう一時的な移転のこと。 例えば、サイトのメンテナンス中に「工事中です」ページを表示したり、期間限定のキャンペーンページに飛ばしたりする時に使う。 あくまで一時的なので、Googleは元のURLを正規のページとして扱い続けることが多い。
昔は「302だとSEO評価が引き継がれない」って言われてたけど、最近のGoogleは賢くなってて、302が長期間続くと「これ、実質301じゃん」って判断して評価を引き継いでくれることもあるみたい。 でも、それはあくまでGoogleの判断次第。だから、恒久的な移転なら最初からちゃんと301を使うのが鉄則だね。
比較表:301と302、どっち使えばいいの?
まあ、色々言ったけど、結局はこの表を見ればだいたいOK!
| 項目 | 301リダイレクト | 302リダイレクト |
|---|---|---|
| 意味 | 恒久的(ずーっとこっち) | 一時的(いまだけこっち) |
| 利用シーン | サイト移転、ドメイン変更、URLの正規化(wwwありなし統一とか)の時。 | サイトメンテナンス中、ABテスト、期間限定キャンペーンページへの誘導とか。 |
| SEO評価の引継ぎ | 基本、しっかり引き継がれる。Googleもこっちを推奨してる感じ。 | 引き継がれないのが基本。でも長期間だとGoogleが「おや?」って判断して引き継ぐことも。 |
| 検索結果の表示 | そのうち新しいURLが表示されるようになる。 | 基本的には古いURLが表示され続ける。 |
| 個人的な一言 | 迷ったらこっち!って言いたいけど、ちゃんと恒久的な移転の時だけね! | 便利だけど、設定解除を忘れがち。気づいたら数ヶ月経ってた…とか普通にあるから注意。 |
じゃあ、どうやって設定するの?
設定方法はいくつかあるんだけど、一番メジャーなのは「.htaccess(ドットエイチティーアクセス)」っていうファイルをいじる方法かな。 これはApacheっていうウェブサーバーを使ってるレンタルサーバーなら大体使えるはず。 日本のエックスサーバーとかでも、もちろんこの方法が使えるよ。
ただ、このファイル、めちゃくちゃ強力で、記述を1文字でも間違えるとサイト全体が表示されなくなったりするから、触る前には絶対にバックアップを取ること! これ、マジで約束してほしい。
例えば、/old-page.html から /new-page.html に301リダイレクトしたいなら、.htaccessファイルにこんな感じで書く。
# 1ページだけリダイレクトする書き方
Redirect 301 /old-page.html https://example.com/new-page.html
WordPressを使ってるなら、「Redirection」みたいなプラグインを使うのが一番簡単で安全かもね。 ファイルを直接いじる勇気がない…って人はこっちがおすすめ。ソースURL(古いURL)とターゲットURL(新しいURL)を入力するだけで設定できるから、すごく楽だよ。
Googleの公式ドキュメント(Google検索セントラル)でも、基本的にはサーバー側でのリダイレクトを推奨してる。 日本のレンタルサーバー(例えばエックスサーバーとか)のマニュアルにも大体.htaccessの書き方が載ってるから、自分の使ってるサーバーのヘルプを見るのが確実かな。 Googleのガイドはちょっと専門的だけど、エックスサーバーみたいなサービスのガイドは初心者向けに書いてくれてることが多いから、見比べてみると面白いかも。
これだけは避けたい!リダイレクトの落とし穴
リダイレクトって便利なんだけど、いくつかやらかしがちなミスがあるんだよね…。
- リダイレクトループ: これが一番怖い。「ページA → ページB」に飛ばしたのに、なぜか「ページB → ページA」に戻す設定もしてしまっている状態。 ブラウザはAとBの間を行ったり来たりして、最終的に「リダイレクトが繰り返し行われました」っていうエラーが出てページが表示されなくなる。 WordPressのプラグイン同士がケンカしたり、設定ミスでよく起きる現象。
- リダイレクトチェーン: 「ページA → B → C → D…」みたいに、数珠つなぎにリダイレクトが続くこと。 Googlebotは一応10回くらいまでは追いかけてくれるらしいけど、途中でやめちゃうこともあるし、何よりページの表示が遅くなるからユーザーにとって最悪。 移転するなら、古いURLから最新のURLへ一発で飛ばすのが理想。
- 関係ないページへのリダイレクト: 例えば、猫の記事を消したからって、全然関係ない犬の記事にリダイレクトするとか。これはユーザーを混乱させるだけだし、Googleからも「関係ないじゃん」って思われて、評価を引き継いでくれない可能性がある。
まとめというか、個人的な感想
正直、リダイレクトって地味だし、設定ミスると怖いしで、あんまりやりたくない作業だよね(笑)。でも、サイトを長く運営してると、どうしてもURLの変更って避けられない時が来るんだ。その時に「あ、そういえばこんな話あったな」って思い出して、ちゃんと設定できれば、サイトの価値を守れる。そう思うと、やっぱり大事な知識だなーって思う。
最低でも「恒久的な移転は301」「一時的なら302」っていう使い分けと、「設定前にはバックアップ!」っていう2つだけは、絶対に覚えておいてほしいな。 あとは、Googleの公式ガイドは「最低でも1年はリダイレクトを維持してね」って言ってるから、設定して終わりじゃなくて、しばらくはそのままにしとくのがおすすめ。
さて、ここまで色々話してきたけど、どうだったかな?
もしあなたがリダイレクトでやらかしちゃった経験とか、「こんな時どうするの?」みたいな疑問があったら、ぜひコメントで教えてね!みんなの失敗談(成功談も!)が、誰かの助けになるかもしれないからさ。👍
