最近よく考えるんだけど、LinkedInって、ただ登録してたまに投稿するだけじゃ、全然意味ないよな、って。インプレッションもエンゲージメントも、なんかこう、パッとしない。知り合いの「いいね」が数件ついて終わり、みたいな。
で、なんでなんだろうって見てると、みんな結構「お作法」を知らないだけなんだよね。これ、SNSっていうより、もうちょっとビジネス寄りの「自分の価値を発信する場所」だから、Twitterとかと同じ感覚でやると空回りする。正直、僕も最初はそうだった。
この記事は、そういう「良かれと思ってやってるけど、実は損してる」みたいな状態から抜け出すための、ちょっとしたメモみたいなもの。小手先のテクニックっていうよりは、アルゴリズムにどう見られてるかを意識した、もうちょい本質的な話。
重点一句話
結局のところ、「アルゴリズムに好かれる『人間らしい』使い方をすること」。これに尽きる。
まず、プロフィール見て「この人、誰?」ってならないようにする
これが全ての土台。プロフィールが適当だと、いくら良い投稿をしても「で、あなた誰?」で終わっちゃう。検索にも引っかかりにくくなるし、第一印象で損するのはもったいない。
- ちゃんとした顔写真。 これは基本中の基本。怪しいイラストとか、遠すぎて顔が見えないのは論外。信頼感に関わるからね。
- ヘッドライン(肩書き)に「何をする人か」を書く。 ただ「マーケティング担当」じゃなくて、「データドリブンなマーケティング戦略で企業の成長を支援します」みたいに、価値が伝わるように書く。ここ、めちゃくちゃ大事。
- 自己紹介(サマリー)をちゃんと書く。箇条書きでもいいから、自分のスキル、実績、これからやりたいことを具体的に。ストーリーがあると、もっと良い。
- 関連キーワードを入れる。 ヘッドラインとかサマリーに、自分の業界でよく使われる言葉(例:「SaaS」「DX支援」「コンテンツマーケティング」)を散りばめておくと、検索で見つけてもらいやすくなる。
- URLをカスタマイズする。 `linkedin.com/in/yourname` みたいに。これだけで、なんかプロっぽく見えるし、名刺とかに載せやすい。意外とやってない人多いんだよね。
投稿の種類、どれがいいの?【比較してみた】
「何を投稿すればいいかわからない」問題。これ、よく聞かれる。正直、正解はないんだけど、それぞれに得手不得手がある。それをまとめたのがこの表。いつも同じじゃなくて、色々試すのが結局一番いい。
| 投稿タイプ | 手軽さ・頻度 | エンゲージメント | 専門性の見せやすさ | 個人的なコメント |
|---|---|---|---|---|
| テキストのみ | マジで一番楽。思いついたら即投稿できる。毎日でもいける。 | 内容はいいけど、すぐタイムラインで流れる。ちょっと弱いかな。 | 深い話はしにくい。サクッとした気づきや意見表明向き。 | 個人的には、これをベースにたまに他のを混ぜるのが一番続く。 |
| 画像・図解付き | 画像探したり作ったり、一手間かかる。週に2〜3回が現実的? | やっぱり目に留まりやすい。テキストだけより明らかに反応が良い。 | 図解とかインフォグラフィックを使えば、かなり専門的に見せられる。 | 画像選びのセンスが問われるよね…。フリー素材でもいいけど、オリジナリティ出すのが難しい。 |
| 投票(ポール)機能 | 質問考えるだけだから、意外と楽。週1くらいが丁度いいかも。 | 反応もらいやすさNo.1。みんな気軽に押しちゃうから。 | 業界のトレンドについて聞くとか、使い方次第で可能。 | これ、やりすぎると「またか」ってなるから注意。あと、結果に対して必ずコメントするのが大事。 |
| 記事(Article)機能 | めっちゃ重い。正直、月1でも書けたらすごい。 | すぐには反応来ないけど、検索エンジンにも載るし資産になる。 | 専門性をアピールするなら最強。体系的な知識をがっつり書ける。 | 「いつか書こう」って思って、下書きが溜まっていくやつ(笑)。でも、1本あると信頼度が全然違う。 |
LinkedInアルゴリズムのキホンと、投稿頻度の話
LinkedInのアルゴリズムって、ものすごくシンプルに言うと「良い会話のきっかけになる投稿」が好き。投稿がシェアされた後、まずごく一部のフォロワーに表示される。そこで「いいね」とか「コメント」がつくと、「お、この投稿は質が高いな」と判断されて、もっと多くの人に表示される仕組み。
だから、投稿しっぱなしはダメ。最初の1〜2時間についたコメントに丁寧に返信すると、そのやり取り自体が「エンゲージメント」と見なされて、投稿が伸びやすくなる。これ、マジで効く。
よく「週に3〜5回投稿しよう」って言われるけど、これはアルゴリズムに「このアカウントはアクティブだ」って認識させるため。でも、ただ量をこなせばいいわけじゃなくて、中身のない投稿を連発するのは逆効果。疲れるだけだしね。
あ、ちなみに投稿時間だけど、火曜から木曜の午前中がいいって言われてる。まあ、これは自分のフォロワーがアクティブな時間によるから、アナリティクス見て調整するのが一番確実かな。
ハッシュタグは「お守り」じゃない、ちゃんと選ぶ
ハッシュタグ、なんとなくつけてない?LinkedInでは、最大5個くらいが推奨されてる。あんまりつけすぎてもノイズになる。
選び方のコツは、
- 広いタグと狭いタグを組み合わせること。
例えば、「#marketing」みたいな巨大なタグだけだと埋もれちゃう。だから、「#marketing」「#b2bmarketing」「#コンテンツマーケティング」みたいに、広・中・小を混ぜる感じ。これで、いろんな角度から見つけてもらえる可能性が上がる。
投稿の最後にまとめて書くのもいいし、文章の中に自然に組み込むのもスマートで良いよね。 `#ハッシュタグ` をフォローしておくと、その業界のトレンドが追えるから、情報収集にも使える。
自分から絡みに行く勇気、でも「参考になります」はNG
LinkedInは壁打ちじゃない。他の人の投稿に積極的に関わっていくのが超重要。自分がエンゲージすれば、自分のプロフィールも見てもらえる機会が増える。まさにGIVE & TAKEの世界。
ただ、やり方を間違えるとただのスパムになる。一番やっちゃいけないのが、中身のないコメント。「参考になります」「勉強になります」だけとか。これ、通知は行くけど、会話が広がらないからほぼ意味ない。
じゃあどうするか?
- 要約+感想を言う。 「〇〇という視点は新しいですね。特に△△の部分は、自社でも応用できそうだと感じました」とか。
- 質問で返す。 「素晴らしい分析ですね。ちなみに、この場合、〇〇という要素はどのように影響するとお考えですか?」とか。
こうすると、相手も返信しやすいし、そのやり取りを見た第三者も「お、この人ちゃんと読んでるな」って思う。質の高いエンゲージメントって、こういうこと。
海外と日本の温度差、ちょっとだけ意識してみる
そういえば、LinkedIn公式のブログとか海外のマーケティング情報を見ると、コメント欄でガンガン議論したり、インフルエンサーとの協業が当たり前だったりする。でも、日本だとまだちょっと違う空気感あるよね。
どっちかっていうと、まだ「いいね」がメインで、コメントはちょっと遠慮がち。あまりアグレッシブにやりすぎると浮いちゃう可能性もなきにしもあらず。この辺は、自分のいる業界の雰囲気を見ながら、ちょっとずつ発信の強度を上げていくのがいいのかも。
外資系にいる人とか、海外とやり取りが多い人は、グローバルスタンダードでやっちゃって全然OKだと思うけど。
まとめというか、これからやること
いろいろ書いたけど、要するに全部を一気にやろうとするとパンクする。だから、まずは一つでいい。
「今週は、質の高いコメントを3つしてみる」とか、「来月までに、プロフィールを完璧に仕上げる」とか。小さい目標を立てて、それをクリアしていくのが、結局一番続くし、結果も出る。
一番ダメなのは、完璧な投稿をしようとして、何も発信できなくなること。60点でいいから、まずバッターボックスに立つこと。そこから見えてくるものが、絶対あるから。
ちなみに、あなたがLinkedInで一番よく使う機能って何?投稿、記事、それとも「見る専門」?よかったらコメントで教えて。みんながどう使ってるのか、純粋に興味ある。
