最近、スマホ一つでできる副業って、いろいろ聞くようになったよね。その中でも「テスター」っていう仕事、知ってる?アプリとかウェブサイトが公開される前に使ってみて、「ここ、おかしいですよ」って報告するやつ。今日はその中でも海外のプラットフォーム、「Tester Work」について、ちょっと思うところを整理してみようかなって。
よく聞かれるのが、「どうやったらテストに合格できるの?」ってこと。まあ、それは大事なんだけど、その前に知っておくべきことがある気がするんだよね。
先說結論
Tester Workは、バグを見つけてお金をもらう海外のプラットフォーム。でも、最初のQAテストに合格するのはスタートラインに立っただけ。本当の勝負は、その後の「バグ報告の質」で決まる。正直、ここを勘違いすると、たぶん全然稼げない。
他のレビューサイトがあまり語らないこと
ネットで「Tester Work 始め方」とかで調べると、だいたい登録方法とテストのことが書いてある。でもね、なんであの最初のQAテストがあるのか、っていう本質的な話をしてるサイトは少ない気がする。
あれって、単なる知識クイズじゃないんだよね。あれは、「あなたは、私たちがクライアントに提出できるレベルの『報告書』を書くための最低限の常識と視点を持っていますか?」っていう、ふるい落としなんだ。クライアントからしたら、意味不明な報告が大量に来ても困るだけだから。
あとね、Tester Workはグローバルプラットフォーム。これはメリットでもあり、デメリットでもある。世界中の案件があるからチャンスは多いけど、当然、英語の案件がほとんど。あ、ちなみに英語ができないとダメってわけじゃない。でも、できた方が明らかに有利。この辺の感覚は、日本の「CrowdWorks」や「Lancers」みたいなプラットフォームとは全然違うよね。日本のやつは、やっぱり日本語の安心感がある。どっちが良いとかじゃなくて、性質が違うってこと。
登録からテスト合格までの流れ
まあ、それでもやってみたいって思う人もいるだろうから、一応、流れを。僕も試してみたから、その時の感じで話すね。
ステップ1:サイトに行って登録
これは普通。Chromeとかで「Tester Work」って検索して、出てきた公式サイトに行く。「Become a Tester」ってボタンがあるから、そこからメアドとパスワードで登録。特に迷うことはないかな。
ステップ2:メールを確認して本登録
登録すると、確認メールが送られてくる。よくあるやつだね。メールの中のリンクをクリックして、登録を完了させる。
ステップ3:自分の情報を入力する
次にプロフィール入力。名前とか、年齢とか。ここで大事なのは、「Country of Residence(居住国)」と「Devices(持ってるデバイス)」。居住国で受けられるテストの数が変わってくるらしい。日本に住んでるなら、もちろんJapanを選ぶ。デバイスは、持ってるスマホとかPCを正直に書く。iPhone 13とか、Google Pixel 7とか、Windows 11のPCとか。たくさん持ってると、その分チャンスが増える…かもしれない。
ステップ4:最重要関門、QAテスト
で、ここがまあ、ちょっとした「裏技」というか…多くの人が話してる方法なんだけど。テストの問題と選択肢をコピーして、ChatGPTに貼り付けて答えを聞く、っていうやり方。
正直、これを推奨すべきか悩むんだけど…事実として、この方法で多くの人が合格してるみたい。AIってこういう知識問題にはめちゃくちゃ強いからね。ただ、忘れないでほしいのは、これはあくまでテストを「通過」するためのテクニックだってこと。これで合格しても、本当のテストスキルが身につくわけじゃない。仕事が始まってから、質の低いバグ報告ばかりしてたら、たぶん次の招待は来なくなる。
実際、どれくらい稼げるの?
ここが一番気になるところだよね。原文の記事だと「45ドル稼いだ!」とか書いてあったけど、あれは案件による。テストの拘束時間とか、求められる内容によって報酬は全然違う。
10ドルとか15ドルの簡単なものもあれば、45ドルとか、時には50ドルなんて案件もあるみたい。でも、いきなり大金が稼げるみたいな幻想は持たない方がいい。お小遣い稼ぎ、もしくは自分のスキルを試す場所、くらいに考えておくのが精神的に楽だと思う。
ここで、日本のクラウドソーシングとの違いをちょっと表にしてみようか。
| 比較項目 | Tester Work (グローバル) | 日本のクラウドソーシング (例: CrowdWorksなど) |
|---|---|---|
| 案件の言語 | ほとんど英語。たまに日本語案件もあるらしいけど…期待は薄いかな。英語の読解力がある程度ないと、そもそも内容がわからない。 | もちろん、ほぼ100%日本語。言葉の壁がないのは、やっぱり大きいメリット。 |
| 単価の傾向 | 案件によるけど、ドル建てだから円安の今はちょっと魅力的に見えるかも。良い案件は競争率も高そう。 | 正直、ピンキリ。誰でもできる簡単なタスクは、やっぱり単価が低い傾向にあるよね。専門性が必要なものは高いけど。 |
| 求められるスキル | 「質の高いバグ報告」を書くスキルが全て。ただ見つけるだけじゃダメで、開発者が再現できるように書く必要がある。 | テスト案件もあるけど、データ入力とか記事作成とか、もっと多様な仕事がある。選択肢の幅は広い。 |
| 始めやすさ | 最初のQAテストが壁。あと、支払い用にPayPalとかが必要になるから、持ってないとちょっと面倒かも。 | 国内の銀行口座があればOKなことが多いし、本人確認も国内の基準だから、心理的なハードルは低いと思う。 |
注意点というか…始める前に知っておくべきこと
最後に、いくつか。大事なことだから、もう一度言うけど。
まず、テストに合格しても、すぐに仕事が来るわけじゃない。登録したデバイスや国に合った「テストサイクル」っていう招待がメールで来るのを待つことになる。これが来ないことには始まらない。48時間以内に来ることもあるらしいけど、もっとかかる場合もあるだろうし、来ないかもしれない。
それから、一番大事なのは、やっぱりバグ報告の書き方。これについては、また別の機会に詳しく書きたいけど、「ただ動かなかった」じゃダメなんだよね。「どのデバイスで、どのOSのバージョンで、どのアプリのバージョンで、どういう手順を踏んだら、どういうおかしな挙動になったか」を、エンジニアが再現できるように書く必要がある。これができないと、たぶん評価が下がって、次の招待が来なくなる。ChatGPTでテストに合格できても、このスキルは身につかないからね。
要するに、楽して稼げる魔法のツールじゃないってこと。地道にスキルを磨いて、信頼を積み重ねていくっていう、ある意味、どんな仕事とも同じなんだと思う。
「バグ報告」って、やったことありますか?もしゲームとかアプリで経験があれば、どんな感じだったか、気軽にコメントで教えてもらえると嬉しいです。
