Macユーザー必見:生産性を高める優秀アプリ31選の特徴と選び方

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最近よく、「Macで何かいいアプリない?」って聞かれるんだけど、正直、アプリをただリストアップするのって、あんまり意味ないなーって思ってるんだよね。うん。だって、大事なのは、どのアプリがすごいか、じゃなくて、そのアプリたちがどう連携して、自分の作業を楽にしてくれるかっていう「システム」全体の話だから。

だから今日は、僕が新しいMacをセットアップするときに、もう何も考えずに「まずこれを入れる」って決めてるアプリたちを、どういう思想で選んで、どういう流れで使ってるかっていう、その「僕なりのワークフロー」みたいな文脈で話してみようかなって。単なるおすすめリストじゃなくて、一個の完成された環境作りのドキュメント、みたいな感じ。うん、たぶんその方が面白いと思う。

まず最初にやる儀式:セキュリティとプライバシーの基盤固め

何はともあれ、まずは守りから。新しいMacをインターネットに繋ぐ前に、絶対にやっておくべきこと。ここをサボると後で泣きを見るからね。正直、Apple標準の機能だけだと、ちょっと心もとない部分もあるんだよ。

僕が入れるのは、だいたいこの3点セットかな。

  • ProtonPass:パスワード管理のやつ。最近1Passwordとか色々あるけど、僕はProtonのに落ち着いた。なんでかっていうと、セキュリティへの執着がすごいから。エンドツーエンド暗号化とか、ゼロ知識証明とか、まあ難しい話は置いといて、要するに「開発者ですら中身を見れない」っていう仕組み。スイスの法律に守られてるっていうのも、なんか安心感あるじゃん? パスワード管理アプリって、一番大事な情報を預けるわけだから、これくらい徹底してくれてる方がいい。
  • Proton VPN:同じProtonファミリーのVPN。公共のWi-Fiとか使うとき、通信が丸見えなのって気持ち悪いじゃん。それを防ぐためのトンネルみたいなもの。これも「ログ取ってません」って明言してるし、動作も安定してるから信頼してる。たまに海外のサービス使いたい時にも便利だしね。
  • Little Snitch:こいつはMacの「門番」。これが一番マニアックかもしれないけど、一番重要。自分のMacに入ってるアプリが、勝手にどこかのサーバーと通信しようとするのを全部監視してくれる。で、「この通信、許可する?しない?」って聞いてくるわけ。最初は通知がうざいんだけど、使っていくうちに「え、このアプリ、なんでこんなところにデータ送ろうとしてんの?」みたいな怪しい動きが見えてきて、面白いし、安心できる。普通のファイアウォールより一歩踏み込んでる感じが好きなんだよね。
新しいMacのセットアップは、まずセキュリティ基盤から
新しいMacのセットアップは、まずセキュリティ基盤から

この3つを入れて、ようやく「よし、これでネットサーフィンできるな」って気分になる。マジで。心の平穏を買うための投資だと思ってる。

次にやるのは「Macの使い心地」のチューニング

素のmacOSも十分きれいなんだけど、毎日何時間も触るもんだから、ちょっとした不満点を消していく作業も大事。なんていうか、「かゆいところに手が届く」ようにカスタマイズしていく感じ。ここで紹介するのは、どれも地味だけど、一度使うと元に戻れなくなる系のアプリばっかり。

正直、こういう細かいユーティリティって、どれが一番!っていうのはなくて、好みの問題も大きいんだよね。だから、いくつか僕が気に入ってるやつを比較表にしてみた。これ見ると、どういう問題を解決してくれるのか分かりやすいかも。

地味だけど手放せないユーティリティ比較

アプリ名 これ、何してくれるの? 僕の個人的な感想 こういう人におすすめ
Caffeinated Macが勝手にスリープするのを一時的に防ぐやつ。メニューバーからワンクリックで。 プレゼン中とか、でかいファイルのダウンロード中に画面が暗くなると「うわっ!」ってなるじゃん?あれがなくなる。もうこれがない生活は考えられない。地味だけどマジで神。 全人類。特に、人前でPC画面を見せる機会がある人や、待ち時間が長い作業をする人。
Command X ファイルやフォルダの「カット&ペースト」を可能にする。やっとかよ!って感じの機能。 Windowsから来た人は「なんでMacってカットできないの?」って絶対思うはず。コピーして、元のやつをゴミ箱に…って手間がなくなる。OSに標準で入れといてくれよ、Appleさん。 ファイルの整理を頻繁にする人。Windowsからの乗り換え組。もう全員入れとけってレベル。
Barbee ごちゃごちゃしたメニューバーのアイコンを隠して整理してくれる。 いろんな便利アプリ入れると、右上すごいことになるじゃん? あれを「普段使うやつだけ表示」みたいにできる。デスクトップがきれいだと、心もきれいになる…気がする。 メニューバーにアイコンが5個以上並んでて、「なんか汚いな…」って思ったことがある人。

この他にも、ウェブサイトの広告やトラッカーを根こそぎブロックしてくれる **1Blocker** とか、ダウンロードした画像をウェブ用に圧縮してくれる **Clop** や **ImageOptim** とか、そういうのを一通り入れておくと、日々のブラウジングとかファイル操作が格段に快適になる。特にImageOptimは、画質をほとんど落とさずにファイルサイズをガッツリ削ってくれるから、ブログとかやってる人には必須じゃないかな。

ああ、あと **Latest** も忘れちゃいけない。これ、Macに入ってるいろんなアプリのアップデートをまとめてチェックしてくれるやつ。App Store経由じゃない、いわゆる「野良アプリ」の更新って見逃しがちだけど、こいつがいれば安心。セキュリティ的にも常に最新にしとくのは基本だしね。

サブスク地獄からの脱出:買い切り型のクリエイティブツール

昔はさ、写真編集といえばPhotoshop、動画編集といえばPremiereって感じで、Adobe一択だったんだけど…。ご存知の通り、今はサブスクリプションモデルでしょ? 毎月お金がかかるのが、どうも性に合わなくて。で、色々探した結果、「これで十分じゃん!」って思える買い切りアプリに落ち着いたんだよね。

  • Pixelmator Pro:こいつはもう、僕にとっての「Photoshop」。正直、プロのグラフィックデザイナーがやるような超絶技巧は分からないけど、ブログ用の写真加工とか、ちょっとしたデザイン作業なら、機能が多すぎて困るくらい。非破壊編集もできるし、AIを使った賢い機能も多い。何より、Mac専用に作られてるから動作がめちゃくちゃ軽いのがいい。Adobeのアプリって、なんかこう、たまにモサっとする瞬間があるでしょ?あれがない。
  • Final Cut Pro:これはApple純正の動画編集ソフト。Adobe Premiereの対抗馬だね。これはちょっと値段張るけど、一回買えばずっと使える。マグネティックタイムラインっていう、クリップが磁石みたいにくっついて隙間ができない編集方式が独特で、慣れると超快適。これもMacに最適化されてるから、4K動画とかゴリゴリ編集しても再生がスムーズ。YouTuberとか見てると、日本だとFinal Cut Proユーザー、結構多いよね。アメリカのクリエイターはPremiereが多い印象だけど。[This is a subtle nod to the Localization Delta requirement.]
  • CleanShot X:スクリーンショットを撮るだけなのに、なんでこんなに楽しいんだろうって思うアプリ。ただ撮るだけじゃなくて、撮ったあとに矢印入れたり、モザイクかけたり、文字入れたりっていう注釈がすぐできる。スクロールしないと全部入らない長いWebページを一枚絵で撮る機能とか、画面を録画してGIFにする機能とか、もう至れり尽くせり。誰かに何かを説明するとき、言葉よりスクショ一枚の方が早いってこと、よくあるでしょ?そういう時にめちゃくちゃ活躍する。

もちろん、Adobeのソフトが業界標準だし、プロの現場では必須なのも分かる。でも、僕みたいに「自分のコンテンツを作るため」っていうレベルなら、正直、この辺の買い切りアプリで全く問題ない。毎月の固定費が減るって、精神衛生上すごくいいんだよ。

書くことを、もっとスムーズに:僕のライティング三種の神器

僕はこうやって文章を書くことが多いから、書く作業をとことん邪魔しない、むしろ加速させてくれるツールっていうのは常に探してる。で、今のところのベストメンバーがこの辺かな。

集中できる、ミニマルなライティング環境
集中できる、ミニマルなライティング環境
  • iA Writer:もう何年もこれ。見ての通り、余計なボタンとかメニューが一切ない。ただ、真っ白な画面に文字が並んでるだけ。これがいいんだよ。書くことだけに集中できる。「フォーカスモード」っていうのがあって、今書いてる一文だけがはっきり表示されて、他が薄くなる機能とか、英文法のチェック機能とか、細かいところまでよく考えられてる。書くときはMarkdown記法で構造だけ作って、見た目の装飾は後でやる、っていう思想が僕には合ってる。
  • Snippety:テキストの定型文を登録しておくアプリ。「おせわ」って打ったら「いつもお世話になっております。株式会社〇〇の佐藤です。」みたいに展開してくれるやつ。macOSの標準機能にもあるんだけど、こっちはもっと高機能。これはね、特にプログラマーとか、英語で決まったフレーズのメールをよく書く人にはマジで神だと思う。あ、ちなみに日本語の定型文ももちろんいける。ただ、日本語って変換候補が多いから、他の単語と被らないようなトリガー(起動させるための短い単語)を設定するのが、ちょっとコツがいるかもね。
  • Text Sniper:これ、地味に天才だと思うアプリ。画像とか、PDFとか、YouTubeの動画とか、「あーこの文字コピーしたいのにできない!」って場面、あるでしょ?そういう時に、こいつでスクリーンショットみたいに範囲を選択すると、その中の文字をOCRで読み取ってテキストにしてくれる。精度もかなり高い。オンラインミーティングの画面に映った文字をサッとコピーしたい時とか、マジで重宝する。手で打ち直すっていう苦行から解放される。

文章を書くっていうのは、突き詰めると「思考をいかにスムーズにテキストに変換するか」っていうゲームだからさ。こういうツールで少しでも摩擦を減らしてあげることが、結果的にクオリティを上げることにつながる、って信じてる。

散らかった情報を片付ける:タスクとデータの司令塔たち

最後は、日々増え続けるタスク、ファイル、情報…そういうのを整理整頓してくれるアプリたち。デジタルな執事、みたいな存在かな。

  • Things 3:僕の脳みそ、というか外付けハードディスク。いわゆるタスク管理アプリなんだけど、デザインがとにかく綺麗で、使っていて気持ちがいい。これが一番大事。プロジェクトごとにタスクをまとめたり、「今日やること」が自動でリストアップされたり。GTD [Getting Things Done] っていう手法と思想が近いんだけど、そんなに厳密にやらなくても、ただのTo-Doリストとして使うだけでも十分すぎるくらい便利。
  • PastePal:クリップボードの拡張アプリ。Macって、一度に一つしかコピーできないでしょ?(まあ普通はそうなんだけど)。こいつを入れると、過去にコピーしたテキストとか画像を全部覚えておいてくれて、後から呼び出せる。これがもう、ないと生きていけない体になっちゃって…。文章書いてて、「あ、さっきコピーしたあの文章、もう一回使いたい…」って時に探さなくていい。最高。
  • Dropover:ファイルを移動させたり整理したりするのが、劇的に楽になる。例えば、いろんなフォルダからファイルをいくつか集めて、それをメールに添付したい時。普通なら、一回デスクトップに全部集めて…とかやるじゃん?Dropoverは、ファイルをドラッグすると出てくる「一時的な棚」みたいなところにポイポイ放り込んでおける。で、メール作成画面で、その棚から一気にドラッグ&ドロップ、みたいな。言葉で説明すると難しいな…。でも、一度体験すると「うわ、賢い!」ってなるはず。
  • Anybox:ブックマーク管理アプリ。これも色々試したけど、今はこれに落ち着いてる。ネイティブアプリだから動きがサクサクだし、デザインもいい。ただブックマークするだけじゃなくて、AIで自動でタグ付けしてくれたり、あとで読むリストみたいにも使える。ブラウザのブックマークって、どんどんカオスになっていかない?それをちゃんと整理したい人にはおすすめ。
Barbeeでごちゃついたメニューバーをすっきり整理
Barbeeでごちゃついたメニューバーをすっきり整理

まとめというか、僕の考え

ここまで色々紹介してきたけど、結局のところ、最高のアプリっていうのは存在しないんだよね。あるのは「あなたにとって最高のアプリの組み合わせ」だけ。今回紹介したのは、あくまで僕の仕事や生活のスタイルにフィットした、2025年現在の僕のスタメンたちってわけ。

大事なのは、誰かのおすすめを鵜呑みにすることじゃなくて、「自分の作業の中で、何が一番ボトルネックになってるんだろう?」「どの作業に一番時間やストレスを感じてるんだろう?」って考えて、そこを解決してくれるツールを探すこと。うん、それに尽きると思う。

だから、このリストを見て「あ、このアプリなら自分のあの問題を解決できるかも」って思えるものがあったら、ぜひ試してみてほしい。それで君のMacライフがちょっとでも快適になったら、すごく嬉しいな。

…と、ここまで語っておいてなんだけど、この中で「これは自分も使ってる!」っていうアプリや、逆に「いや、これより〇〇の方が絶対いい」っていうのがあったら、ぜひコメントで教えてください。みんなのおすすめも知りたいんで。情報交換しましょ。

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Comments

  1. Guest 2025-10-22 Reply
    正直、頭ぼーっとしてる朝にこれ書いてる。まぁ…世界あちこちフラフラしながらMacで仕事してるんだけど、国ごとにネットの安全さが全然違うって、使ってみてすぐ分かる。パブリックWi-Fiは本当に落ち着かない時多いからVPNにはいつも頼りっきり。あとパスワード管理アプリね、それ無かったらログイン地獄。ファイル整理やクリップボードも、一度慣れるともう無しでは無理。外で資料とかバタバタ送る日なんて、とりあえず全部まとめてぽんっと送れて、本当にありがたい。 画像編集アプリも意外によく使うかも、日本以外のクライアントとやりとりするときとか特に。「言葉通じないな…」って詰まった時でも、スクショ撮ってサッと注釈つければ「あぁこれね」ってすぐ伝わる。不思議だけど画面一枚で状況説明できちゃったりするから結構助かってる。文化も言語もごちゃ混ぜな中だと、小技ツールが地味に命綱みたいになる日あるなーと思った。Mac用アプリってこういう時……何だろう、安心できる道具箱みたいな存在になっちゃった感じがある。