2025年版:Mac生産性を高める5つのアプリと選び方のポイント

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最近、Macのアプリを整理してて、ふと思ったんだよね。毎年「もう新しいアプリは入れないぞ」って思うのに、気づいたらなんか試してる。

でも正直、何でもできる「万能アプリ」みたいなのって、だんだん息苦しくなってこない?機能が多すぎて、本当にやりたい作業にたどり着く前に疲れちゃう、みたいな。僕が探してるのは、そういうのじゃなくて、もっとこう…速くて、シンプルで、思考を止めないツール。今やってる作業の流れに、スッて入り込んでくるようなやつ。

で、散々インストールして、アンインストールして、高すぎるサブスクにため息ついて…結局2025年も使い続けるだろうなって確信したのが、この5つのアプリ。文章書いたり、仕事したり、頭の中を整理したり、ほぼ毎日、何かしらの形でこいつらに助けられてる。

もし僕みたいに一日中Macの前で生きてる人なら、たぶん同じような「地味なストレス」を抱えてるはず。そのうちのいくつかは、これで解決するかもしれない。

先說結論:巨大アプリより「小粒で速い」アプリの組み合わせが最強

いきなり結論から言うと、僕の今の哲学はこれ。一つの巨大なアプリで全部やろうとするんじゃなくて、目的特化の小さいアプリをいくつか組み合わせる方が、結果的に速いし、集中できる。正直、Notionとかもすごい良いんだけど、僕の用途だとちょっと重すぎたんだよね。

今回紹介するアプリは全部、そういう「一つのことだけ、めちゃくちゃ上手くやる」タイプのやつら。あ、ちなみに全部【Setapp】っていうサブスクに入ってる。これ、月額10ドルくらいで200以上のMacアプリが使い放題になるサービス。個別に契約してたら、たぶん今の倍以上は払ってるな…。これのおかげで、気軽に試して、合わなかったらすぐ次、ってのができるのが最高。

カオスな頭の中から、一つの思考へ。目指すのはこの感覚。
カオスな頭の中から、一つの思考へ。目指すのはこの感覚。

僕の「めんどくさい」を消してくれたアプリたち

じゃあ具体的に、僕が毎日どんな風に使ってるか、ちょっと話してみるね。これはランキングってより、僕の仕事の流れに沿った紹介みたいな感じ。

1. Keysmith:すべての反復作業を過去にする

これ、地味なんだけど、一番革命的だったかもしれない。Mac使ってると、どうしてもキーボードから手を離してマウスやトラックパッドを操作する瞬間ってあるじゃない?あれが積み重なると、結構な集中力ロスになるんだよね。

特に、毎日毎日おんなじ作業。僕の場合だと、朝イチで仕事用のSlack、プロジェクト管理ツール、Googleカレンダーを特定の順番で開く、とか。あとはスクリーンショットを撮って、決まったサイズにリサイズして、特定のフォルダに入れる、とか。一つ一つはたいしたことない。でも、マジで無駄。

Keysmithは、その一連の操作(クリック、キー入力、メニュー選択)をぜんぶ記録して、一つのショートカットキーに割り当てられるアプリ。一度「記録開始」してやってみせるだけで、あとはMacが覚えてくれる。正直、設定したショートカットの半分も覚えてないけど、Spotlightみたいに検索バーを呼び出して「朝の準備」とか打てば実行してくれるから問題ない。存在を忘れてる時間の方が長いのに、確実に人生を楽にしてくれてる、そんな感じのやつ。

キーボードから魔法が生まれるような、そんな自動化のイメージ。
キーボードから魔法が生まれるような、そんな自動化のイメージ。

2. Session:やる気がない自分を強制的に集中させる

集中するためのテクニックって、まあ一通り試したよ。ポモドーロも、タスクリストも、カレンダーのブロックも。でも大体2日で元どおり。気づけばブラウザのタブは5個開いてるし、スマホはすぐそこに、Slackの通知は鳴りっぱなし…。僕の脳みそは、ほっとくとすぐこれだ。

Sessionは、そんな僕を無理やりリングに戻してくれるアプリ。ブログ執筆とか、大事な資料作成とか、「今から1時間はこれしかやらない」って決めたときに起動する。

やってることはシンプルで、指定した時間、邪魔なアプリやサイトをブロックして、画面にでかでかとカウントダウンタイマーを出すだけ。でも面白いのが、セッションが終わった後。「今の集中度どうだった?」って聞かれるんだよね。集中できたか、散漫だったか、普通か。それを記録していく。

最初は「面倒だな」って思ったけど、これが意外と効く。続けてると、「あ、俺、午前8時前が一番集中できるな」とか「昼飯の後はもうダメだ」とか、自分のパターンが見えてくる。当たり前だけど、TwitterとYouTubeをブロックすると捗る。でもそれだけじゃなくて、「ブログ執筆と仕事の返信を同じセッションでやろうとすると、どっちも中途半端になる」みたいな、もっと細かい発見がある。これはSessionなしじゃ気づけなかったな。

3. Paper:書くことだけに没入させてくれる「何もない」エディタ

文章を書くためのアプリって、だいたい二種類ある。いろんな機能で「書くのを手伝おう」としてくれるやつと、「ただ書かせてくれる」やつ。Paperは完全に後者。そして、僕がこれを使ってる理由は、まさにそれ。

夜中にブログの記事を書いてるとき、僕が一番いらないものは、ごちゃごちゃしたインターフェースと、「あなたの創造性を刺激する新機能!」みたいなやつ。タグもフォルダも、10種類の見出しもいらない。ただ、速く、集中して、思考を止めずにタイピングしたいだけ。Paperは、そのための真っ白な空間をくれる。

特に「フォーカスモード」はもうデフォルト。今編集してない部分が全部うっすら暗くなるんだけど、このちょっとしたことで、不思議と前に書いた部分をいじくり回したり、考えすぎたりする癖がなくなるんだよね。とにかく前に進める。あと、Markdownのサポートが完璧だから、キーボードから手を離す必要がまったくないのも良い。

もし「機能が多すぎて逆に混乱する」タイプの人なら、たぶんこのアプリを好きになると思う。

4. Godspeed:「考えるより速く」タスクを放り込める

タスク管理ツールね…。今まで何個使って、挫折してきたか。もう思い出せない(笑)。だいたいのツールは、厳格すぎるか、機能過多で重いか、単純に動作が遅いかのどれか。僕が欲しいのは、僕の邪魔をしないやつ。Godspeedはまさにそれ。

このアプリ、異常なほど速く動くように設計されてて、タスクの追加、先延ばし、メモの添付、ラベル付け、ぜんぶキーボードだけで完結する。やっと、タスク管理に時間をかけたくない人のためのツールが出てきたって感じ。

「金曜の朝10時までにブログの下書き」みたいに自然言語で入力すれば、勝手に日時を設定してくれる。もうカレンダーをクリックしたり、ドロップダウンメニューを選んだりする必要がない。何か作業中に「あ、あれやっとかなきゃ」って思い出したら、ホットキー一発で入力画面を呼び出して、タスクを書き込んで、エンター。そしたらそのタスクは必要なときまで目の前から消えてくれる。このスピード感が、脳のメモリを無駄に消費しなくて最高。

5. Spellar AI:メモを取るのをやめて、会議をリードする側に

会議を進行しながら、誰が何を言ったか、次のアクションは何か、全部覚えておくのって、不可能じゃない?録音したり、議事録を誰かに頼んだり、最近だとChatGPTに要約させたり…。でも、どれも後処理が面倒だった。

Spellarは、その面倒な後処理を全部自動でやってくれる。変なBotが会議に参加してくるんじゃなくて、Macの内部で静かに音声を録音・文字起こししてくれるのが良い。で、会議が終わると、AIが自動で要約、決定事項、担当者別のアクションアイテムを抜き出して、整理されたノートを作ってくれる。

これ使い始めてから、会議中にメモを取るのを完全にやめた。おかげで、話の流れに集中できるし、もっと積極的に議論に参加できるようになった。そういえば、日経クロストレンドの記事でも読んだけど、日本でもこういうAI議事録ツールは増えてるよね。でも、外部サービスだとセキュリティが気になったりする。Spellarはローカルで動く(※要確認だけど、感覚的にはそう)から、その点も安心感があるかな。

混沌とした会話が、整理された情報に変わる瞬間。
混沌とした会話が、整理された情報に変わる瞬間。

【比較】「全部入り」 vs 「特化型」どっちがいいの?

ここまで読んで、「でもNotionとかAsanaみたいなオールインワンツールで全部やった方が楽じゃない?」って思う人もいるはず。どっちが良いかは、完全に好みと仕事のスタイルによると思う。僕なりに両者を比べてみると、こんな感じかな。

巨大なオールインワンアプリ (例: Notion) 小粒な特化型アプリ (例: Paper + Godspeed)
良いところ ・一つのアプリで情報が完結する
・データ連携がスムーズ
・「ここを見れば全部ある」という安心感
・とにかく軽い!速い!
・機能が少ないから迷わない
・一つの作業への集中度はこっちが上かも
うーん…なところ ・起動や動作がちょっと重い時がある
・機能が多すぎて学習コストが高い
・たまに「ここまでしなくていいのに」ってなる
・アプリ間を切り替える必要がある
・それぞれ操作方法を覚えるのが面倒
・トータルコストは高くなる可能性も…?(Setappは例外)
向いてる人 ・チームで大規模なプロジェクトを管理したい人
・情報を一元化することに快感を覚える人
・個人の作業スピードと集中力を極めたい人
・キーボードショートカットを使いこなすのが好きな人

まとめというか、今の気持ち

結局、僕にとって「生産性が上がる」って、何かすごいことができるようになることじゃないんだよね。そうじゃなくて、「日々のちょっとした面倒くさい」とか、「集中が途切れる瞬間」を一個ずつ潰していくこと。その積み重ねなんだな、と。

今回紹介した5つのアプリは、僕のそういう小さなイライラを解消してくれたやつら。もちろん、全員にこれが必要だとは思わない。でも、もし一つでも「あ、この悩み分かるわ」ってのがあったなら、試してみる価値はあるかもしれない。

それで、もしみんなが「これがないと仕事にならない!」って思ってる、ちょっとマニアックなおすすめアプリがあったら、ぜひコメントで教えてほしいな。新しいショートカットキーを覚えるのは、いつでも大歓迎だから。

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