初めてウェブサイトを公開した後、新人運営者が直面する課題と次の一歩

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これは多分、あなたが聞いた中でいちばん大きい誤解なんだけど、サイトは作った瞬間に「公開」じゃない。公開の最短ルートは「ホスティングにデプロイ→独自ドメインのDNS設定→Google Search Consoleでサイトマップ送信→URL検査でインデックス確認」の4手で、少なくともsitemap.xmlDNSのA/CNAMESearch Consoleが揃わないと話が進まない。

  • ホスティング:置き場所。GitHub連携型か、VPSか、共有か。
  • ドメイン:住所。DNS(ネットの電話帳)で紐づける。
  • Webmaster Tools:検索エンジンに「ここにある」と通報する窓口。
  • サイトマップ:sitemap.xml。ページ一覧を渡す。
  • インデックス:台帳入り。入ってないURLは検索結果に出ない。

でさ、ここからが本題。作ったのに見つからない、の謎。探偵っぽく言うと「現場(サイト)はあるのに、台帳(検索エンジンのデータベース)に載ってない」。このパターンが一番多い。

図1 総覧 何をどの順で片づけるか
図1 総覧 何をどの順で片づけるか

「見えてる」と「検索で見つかる」は別の事件だ。

まずホスティングは置き場所の話でしかない

ホスティング(サーバーにサイトを置いて24時間アクセス可能にする仕組み)は、公開の前提条件であって、検索に載せる保証ではない。共有ホスティング、VPS、専用サーバー、クラウド、静的ホスティングは、運用の手触りと責任範囲が違う。

私の記憶だと、最初にハマるのはここじゃない。ここは「動けば勝ち」になりがち。動く。表示される。OK。で、次の段階で急に静かになる。

ホスティングの選び分け、ざっくりだけどこんな感じ。

  • 共有ホスティング:同居。隣が暴れると自分も重くなる。管理はラク寄り。
  • VPS:同じ建物の別室。root触れる。設定ミスも自分の責任。
  • 専用サーバー:一棟まるごと。金も手間も食う。趣味でやると泣く。
  • クラウド/サーバーレス:実体が見えない箱。GitHub繋いでデプロイは速い。請求も油断すると伸びる。
  • 静的ホスティング:HTML/CSS/JSだけならこれで足りることが多い。余計なものが少ない。

あと、地味に日本の話。オフィスや自宅回線が夜だけ混むとか、マンションのVDSLが息してないとか、そういう「環境」も体感に混ざる。検索の話とは別件なんだけど、体感が悪いと全部疑い始めるから、切り分けがしんどい。

冷めたコーヒーみたいに、じわじわ効くやつ。

ドメインは住所で DNS が配達係

ドメイン(人間が読めるURLの名前)を買ってDNS(Domain Name System:名前をIPや宛先に変換する仕組み)でホスティング先に向けると、変な提供URLではなく自分の住所でアクセスできる。基本の作業はAレコード(IPへ向ける設定)かCNAME(別ドメイン名へ向ける設定)のどちらかを入れる。

ここ、事件性がある。設定したつもりなのに繋がらない。で、よく見るのが「どこでDNSをいじってるか」がズレてるやつ。レジストラ(ドメイン登録業者)のDNSなのか、CloudflareみたいなDNSプロバイダに委任してるのか。

あ、思い出した。サブドメイン。blog.example.comとか。これもDNSの世界の住人で、買い足すものじゃない。持ってるドメインの中で切る。切れる。切りすぎると管理画面が地獄になる。なるんだよ。

図2 核心拆解 DNSレコードの役割
図2 核心拆解 DNSレコードの役割

DNSは「設定した瞬間に世界が変わる」じゃない。反映待ちの時間が普通にある。

Search Console は通報窓口で 所有権が鍵

Google Search Console(Googleの検索管理ツール)でプロパティを追加して所有権を確認し、サイトマップを送るとGoogleのクロールとインデックス処理が始まる。Domainプロパティ(サブドメイン含む全体)かURLプレフィックス(特定のURL範囲)を選び、DNSのTXTレコードかHTMLファイル等で認証する。

ここは、妙に「やった気」になりやすい。画面がそれっぽいから。だけど所有権確認が通ってないと、後ろの作業が全部空振りになる。

日本だと、ドメイン管理を情シスが握ってて、DNS触れないこともある。あるよね。そういう時は、DomainプロパティのDNS TXTが最短なのに、権限の壁で遠回りになる。遠回りの間に気持ちが折れる。

静かに折れる。バキじゃない。ミシ、みたいな。

サイトマップは sitemap.xml で 渡すのは一覧

サイトマップ(sitemap.xml:検索エンジンに渡すURL一覧ファイル)を用意してSearch Consoleから送信すると、孤立ページや新規ページの発見が安定する。サイトマップは通常ドメイン直下の /sitemap.xml に置き、生成はフレームワーク機能か外部ジェネレーターを使う。

原文だと xml-sitemaps.com って話が出てたね。ああいう外部ジェネレーターは、シンプルなサイトなら助かる。HTML置いてるだけのやつとか。静的なやつ。

でも、動的ページが混ざると急に怪しくなる。パラメータ付きURLとか、一覧のページネーションとか。ここで「全部載せればいい」が罠になることがある。検索エンジン側から見ると、ノイズも一緒に投げられてくるから。

図3 比較 ありがちな sitemap.xml の作り方
図3 比較 ありがちな sitemap.xml の作り方

インデックスは台帳入りで URL検査が取調べ

インデックス(検索エンジンのデータベース登録)が完了していないURLは検索結果に出ないため、Google Search ConsoleのURL検査ツールで対象URLの状態を確認し、必要ならクロール要求を送る。新規サイトは評価シグナルが薄く、反映まで時間がかかることがある。

「公開したのに出ない」の正体は、だいたいここ。台帳にない。あるいは、台帳には入ったけど、検索語との関係が弱い。後者はまた別の事件で、いわゆる最適化の領域に入る。

あ、言い間違えた。別の事件、じゃなくて「同じ事件の第二章」だな。第一章が「存在を知らせる」。第二章が「どういう存在として理解されるか」。

インデックス確認を飛ばすと、ずっと暗闇で壁を叩くことになる。

スクショ用 自分で潰すチェックリスト

規則:ここは「公開したのに見つからない」を潰すための実務チェック。順番に×を消していく。

  • ホスティング先で https が有効になっている(証明書エラーで落ちてない)
  • 独自ドメインのDNSで AレコードCNAME がホストの指示どおり入っている
  • DNSをいじっている場所が合っている(レジストラDNSか、委任先DNSか)
  • Google Search Consoleで DomainURL Prefix のプロパティが意図どおり作られている
  • 所有権確認が通っている(DNS TXT かHTML等)
  • /sitemap.xml がブラウザで開ける(403/404になってない)
  • Search Consoleの「サイトマップ」で送信が成功している
  • Search Consoleの URL検査 で「インデックス登録済み」かどうか見た
  • 未登録なら、対象URLで「インデックス登録をリクエスト」を押した
  • ページが少ないなら、まずトップと主要ページだけでも台帳入りを確認した

このリスト、淡々としてるけど、夜中に効く。眠い時に、これ以外の判断をするとだいたい迷子になる。

最後に 伸ばすなら何を見るか

検索で伸ばす段階では、Google PageSpeed Insights(ページ速度の診断ツール)やモバイル表示の崩れ、タイトルとメタディスクリプション、被リンクの質などが直接効いてくる。まずはインデックスを確認し、その後にコンテンツと表示体験を整えるのが順序として事故が少ない。

ここ、みんな「キーワード」から入るんだけど、私は逆だと思ってる。まず、ページがちゃんと読めるか。遅くないか。スマホで押せるか。で、その次に言葉の話。

Google Keyword Planner とか Ubersuggest とか、ツール自体は便利。便利なんだけど、数字を見て安心して、肝心のページが台帳に入ってない、みたいな笑えない落ちがある。あるんだよね。

図4 総結 インデックス後に見る順番
図4 総結 インデックス後に見る順番

小さな挑戦:今から15分だけ取って、あなたのサイトの「トップページ」と「一番見せたい1ページ」をSearch ConsoleのURL検査に入れて、結果をメモしてみて。インデックス未登録なら、その理由の文言をそのまま控える。

それで、次に会ったときに教えて。理由の文言だけで、だいたい事件の種類が分かるから。ほんとに。

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